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教室レポート(99)        2012







金沢教室 11月19日(月)  

金沢、富山共通

霊界物語に見る八衢を勉強

先月は玉の礎に示された天国の様子を勉強しましたが、今月は通常必ず訪れる八衢について勉強しました。

第1巻に始まって様々の巻にその様子が書かれています。特に第47巻には詳しく書かれています・

人が死ぬと死有となり、直ぐに中有となりますがそこであの有名な三途の川を渡ります。大本では三途の川

を「しょうづのかわ」と読みます。聖師が芙蓉仙人に連れられて初めて霊界に入ったとき、第5章でこのも三

途の川の様子を書いています。そのとき着ていた着物が白くなったと書かれています。川を渡ると着物の色が

変わり罪の軽重によって白やグレーや様々な色に変わるようです。また、脱衣婆に着ているものを脱がされた

り着せられたりもするようです。

正守護神は春の野を行くような浮き浮きした気分で八衢に着きますが、副守護神は崎嶇たる坂道や火が燃えた

道、氷の尖った道を震えながら八衢にやっとの思いで着きます。極善人と極悪人以外、八衢は全ての霊が集ま

る処です。

八衢は米の字型(八差路)の道路が集まる中心で、そこには洋館立ての建物があると書かれています。そし

て、そこには閻魔大王が居られます。集まった精霊はそこで大王より審判が言い渡され罪に応じて行き先が決

まります。現界の裁判のように審理などはなく三世洞察自在(過去、現在、未来を思いのままに知りうる)の

神の審判なので即決です。それはまた、大蛇川(三途の川)を渡ったときの服に色でもわかるのです。

中有界には49日間いて修練し、50日目に生有となり本当の行き先が決まります。天国に行くか、地獄に

行くか、また中有界でそのまま修業をするか決まるそうです。従って死後50日間の追善供養は死者にとって

重要なものとなるのです。



金沢教室 PM 2:00


第14巻 第3章「鷹彦還元」を拝読。

三五教に帰順した六公に岩彦の宣伝使が

岩『自分の荷物は自分が持つべき物だ。吾々は人の力を借りるといふ事は絶対に出来ない。六サンは六サンの

荷物を持つて随いて来なさい』

六『御存じの通り、私の荷物は此の槍一つで御座ります。もう斯うなる以上は槍の必要もござりませぬ。コン

ナ物は谷底へ【やり】放しにして、是れから大いに、神様の宣伝をやりませう。

【やり】繰上手の六サンは一つ足らぬ許りで何時も七つやの御厄介、是からは、三五教の御厄介になりませう』

岩『アハヽヽヽヽ、滑稽諧謔口を突いて出ると云ふ風流人だナ、面白い面白い。お前の荷物と云ふのは外でも

ない、まだ一匹残つてゐる、四足の副守護神だよ』   

六『エエソンナ物が居りますか』

岩『居るとも居るとも、その副サンが滑稽諧謔の主だ。然し乍らお正月言葉許り使つて居る宣伝使中には、時

に取つては副サンも必要だ。或る時機までは大切に背負つて行きなさい』

六『六の身体から一つ取つたら五つになります。五ツの御霊の宣伝使にして下さいな』

岩『宜しい宜しい、もう暫らく副サンを保留して置くんだよ』

と言う会話があります。ウラル教から改宗した六人の宣伝使はすっかり真面目になり正月言葉を使っています。

滑稽な言葉は副守護神の働きなのでしゅうか、物語は滑稽諧謔に徹しています。また肉体を維持してゆくには

副守護神か無くてはならないものです。そうすると、「或る時機《ころあい》までは大切に背負つて行きなさ

」とは霊界に入るまで、死ぬ時まで上手に付合えと言う事なのでしょうか。

                                         以上 阿良田記

次回 12月2日(日) 金沢教室、富山教室合同 午前10時 15巻



富山教室 11月22日(木)  

第15巻第16章「水上の影」17章「窟の酒宴」18章「婆々勇」を拝読。

「婆々勇」では三五教の宣伝歌によって本性を現した黒姫がウラナイ教の真の目的を暴露しています。

「これ位の事が苦しいやうなことで、何うして、ウラナイ教が拡まるか、転けても砂なりと掴むのだ、只では起

きぬと云ふ執着心が無くては、何うして何うして此大望が成就するものか。」と黒姫は高姫以上に悪に徹底して

います。

「変性女子の霊や肉体を散り散り【ばら】ばらに致して血を啜り、骨を臼に搗いて粉となし、筋を集めて衣物に

織り、血は酒にして呑み、毛は縄に綯ひ、再び此世に出て来ぬやうに致すのがウラナイ教の御宗旨だ。折角今迄

骨を折つて天の磐戸隠れの騒動がおつ始まる所迄旨く漕ぎつけ、心地よや素盞嗚尊は罪もないのに高天原を放逐

され、今は淋しき漂浪の一人旅、奴乞食のやうになつて、翼剥がれし裸鳥、これから吾々の天下だ。此場に及ん

で何を愚図々々メソメソ騒ぐのだ。

高姫さま貴女も日の出神と名乗つた以上は、何処迄も邪が非でも日の出神で通さにやなるまい。憚りながら此黒

姫は何処々々迄も竜宮の乙姫でやり通すのだ。蠑?別さまは飽までも大広木正宗で行く処迄遣り通し、万々一中

途で肉体が斃れても、百遍でも千遍でも生れ替はつて此大望を成就させねばなりませぬぞ」と
ウラナイ教は素盞

嗚尊を世に出さぬために、天の岩戸隠れが起きる原因を作ったといっています。

そして、何度でも生まれ変わって妨害すると、後に憑いた霊が本性を現し半狂乱になって、うわごとのように言

わされています。

最終的には黒姫は改心しますが、高姫は最後まで改心出来ないようです。ある意味、人は生半可より徹底した方

がよいのでしょうか?。

                                          以上 阿良田記

次回 12月2日(日) 金沢教室、富山教室合同 午前10時 15巻


八重洲教室 11月24日(土)  


 11月10日、安丸良夫先生と栗原彬先生をお招きして行われた京都会議の話があった。特に安丸先生のテク

ストとしての「お筆先」と「神諭」の話や、1月6日夜10時からEテレの大本を取扱う番組に安丸先生も出演

されるそうで、乞うご期待。

 また12月の、8日に新生祭、16日に開祖生誕祭、30日に鉱泉感謝祭等の意義を聞いた。


 第26巻  序歌  総説歌  第一章 麻邇の玉  第二章 真心の花〔一〕  第三章 真心の花〔二〕

       第四章 真心の花〔三〕  第五章 真心の花〔四〕  第六章 大神宣

 オーストラリアの一つ島より五つの玉を捧持して八咫烏に乗った梅子姫、初稚姫、玉能姫等の十人は由良の港

の秋山彦の館に降り立つ。そこでは神素盞鳴大神、国武彦命等の一行が待受けていた。素盞鳴命は五つの玉を納

めた柳筥をすり替える。

 五個の神宝は聖地を指して由良川を遡り送られることになり、それぞれが歌を披露していく。

この日は甲子の九月八日、三年前の辛酉の九月八日には神素盞鳴大神と国武彦等が秋山彦の館を出て本宮山で経

綸を行っている。

 梅子姫が高姫や黒姫がこの神業に参加して欲しいとの思いを歌ったり、黄竜姫が玉治別に恋慕の思いを打明

け、玉治別は妻帯していることから慌てて断ったり、友彦がこれまで滅茶苦茶なことをしながらこの神業に参加

したことやら、それぞれの辿ってきた事や思いが良く現れていて面白い。

 神素盞鳴大神は歌い終わって奥の間に姿をかくし、国武彦は白煙となってその場で消えてしまうのであった。

              
                                             桜井道彦記


青梅教室 11月26日(月)  


                                         於、青梅市民会館

物語17巻、第9章大逆転、第10章四百種病、第11章顕幽交通。

冒頭前月の宿題、・・神直日、大直日に見直せ聞き直せとはどう言う意味か?・・について纏めた資料の報告を

する。資料を作っている時は解ったつもりだったが、いざ言葉に出すとあやふ
やな部分が有って、神の働きに付

いて奥深い所をまだ理解出来ていない自分を再発見する次第で有るが、
この世を造られた主神の愛の結晶で有る

人間の心を善に導く為、悪をも許して救済されると言う神の心
に縋って、行動の不備はよりよき方に、言動の不

備は良き言霊に受け直して下さい。と神に誓う言葉と受
け取ってから拝読に入る。平助が他界してお楢が黒姫の

弁舌に、またまた変節して反瑞霊のウラナイ教に
惑わされるが、神徳の無いウラナイ教の姿に又幻滅する。欲得

で信心する典型でも有る。顕幽交通の章
で、鬼虎、鬼彦ら5人の副守護神が地獄でお節を追いかける場面が有

る。

お節のカンナガラタマチハエマセ
の言霊に青彦の和魂が現れて救済され、現界に戻り宣伝使玉能姫として活躍す

る様になるが、この時点
でのお節の身魂は、未だ地獄界に籍を置いていた事になる。平助はもう天国に救われて

いる事を考える
と、禍福あざなわれる縄の如しで、人それぞれの人生の中に犯す罪を償う形は様々ながら、最後

は神の懐に
安らぐ様に思われる鬼虎たち5人の副守護神すら救いの手に有るが、果たして高姫、黒姫等の改心は

如何
なる形に進むのか?興味尽きないが、この巻の両名は悪から脱却出来ない。高姫が厳の御魂の筆先を抜萃

て書いた神諭を、
黒姫が読むが、これは開祖と聖師が神問答の中で繰り広げられる光景を表現した神諭の抜き書

きみたい
なのが有って、悪とは反瑞霊のウラナイ教と理解される。


次回12月24日。17巻、夜7時~

                                                   三輪 光佳