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教室レポート(89)        2012






青梅教室 1月23日(月)  


                                         於青梅市民会館。

昨年11月、12月は休会しましたが、1月より再開。

物語16巻、第1篇神軍霊馬。第1章天橋立、2章暗夜の邂逅、3章門番の夢、4章夢か現か。まで拝読。

1章天橋立の筋立ては15巻4章からの展開ですが、(顕恩卿は平和に収まる)少し時間的経過を得て、宣伝の

旅に出た素尊の姫達が、体制を立て直した鬼雲彦等に捉えられ、ボロ船に流さ
れ遍歴の上由良の港、竜灯松

の麓に辿り着いた(英子姫、悦子姫の二人)所から始まります。時は素盞
嗚尊追放(神退い)の直後で、綾

の聖地で素尊に会うべく亀彦も又上陸します。英子姫主従を苦しめる鬼彦
達悪党どもが登場する巻でも有り

ます。鬼彦、鬼虎たちが改心して神に目覚めてゆきつつも、犯した罪業の
重さに現界では救われず霊界に仙

人として救済されるのは、まだまだ先の事ですが憎めないキャラクターと
しての人物設定は用意された様に

思われます。酔っぱらいながら古事記を茶化して引用したり、オジサン
ギャグを連発したり面白くおもしろ

く読ませる工夫の跡が見られて楽しい。素盞嗚尊本人が登場するのは少ない
だけに、その言動には自ずと品

格が備わり、奥行きの有る文章長歌は追随を許さない。物語の尊さを味わう
箇所でも有ります。

来月は秋山館での騒動、素尊、国武彦が35万年未来の経綸を語るのをじっくり拝読したく思います。


                                          三輪 光佳

           次回2月27日。


金沢・富山教室 1月24日(火)  


金沢。富山共通

天照大神とはどのような神様なのでしょうか。一口に天照と申し上げても霊界物語には様々な表記があります。

天照大神、天照大御神、天照皇大神、天照皇大御神の四つがありその御神格の違いをお話しさせていただきま

した。


金沢教室 PM1:30より

第13巻第11章「怪しの女」、12章「陥穽」を拝読。

この章での怪しの女は果たして正か邪か、正なら何神様か?鷹彦は気づいたようですが。おそらく木花姫命様

でしょう。日の出別命と共に5人の旧ウラナイ教の宣伝使を一人前の三五教の宣伝使にするため、特に空元気

なだけの我(執着心)の強い岩彦や後の大宣伝使となる亀彦、音彦、梅彦達を改心させるために出てこられた

のでしょう。



富山教室 PM7:00より

この日は寒波の襲来で雪が降り続いていたので帰宅のことを考え早めに終りました。

今月より第15巻に入り、序文より凡例、総説歌、第1章「破羅門」を拝読させていただきました。

序が1頁で終わり次の2頁の真ん中に以下の短歌が一首だけ載せてあります。

神の心は凡夫の心  凡夫の心は神ごころ

この余白歌はなかなか意義深いものがあります。第一巻第一二章「顕幽一致」の内容をぎゅっとまとめたよう

なお歌です。

人は神の分け御魂であるから神の備えておられるものは総て人にも与えられている。従って、神の心(性質)

も凡夫の心も本質的にはなんら変わることはないのである。善悪は同じことであり、正邪も同じである。また、

天国も我々が住む娑婆世界も本質は同じである。

宇宙大に動くのが神心で、己を中心に動くのが人心です。それで人は出来るだけ神ごころに近づくよう努力す

べきです。

玉鏡によれば大きく分けて人類には3大民族がありノアから生まれたハム族、天孫から生まれたセム族。黒

人を中心としたヤヘット族です。セムの言霊はスとなり、スの言霊に該当する民族が、日本人、朝鮮人、満洲人、

蒙古人、コーカス人等とユダヤ人もセム族に属します。ハム族(言霊はフ)は支那人、印度人又は小亜細亜や

ヨーロツパの一部に居る民族だそうで、婆羅門教はハム族によって樹立されたとあります。

「メソポタミヤは西にエデンの河(チグリス)長く流れ、東にイヅの河(ユーフラテス)南流して、国の南

端にて相合しフサの海(ペルシャ湾)に入る」とあり。エデンの園及び顕恩郷は現在のイラクのバクダット辺

りだったのでしょうか。

物語は素盞嗚尊の命によって太玉命が安彦(弥次彦)、国彦(与太彦)、道彦(勝彦)を連れ顕恩郷に鬼雲

彦を言向け和すためエデンの河に現れます。

                                                            阿良田記

次回2月22日(水) 金沢教室 午後1時30分より

富山教室 午後7時より


八重洲教室 1月28日(土)  


 冒頭にて、本日の話の中で出て来る「生田の森」について、現在は神戸の繁華街にある生田神社の様子や、

再度山の様子等を聞いた。


 第22巻  第一四章 初稚姫  第一五章 情の鞭  第一六章 千万無量  第一七章 生田の森  

       第一八章 布引の滝  第一九章 山と海  第二〇章 三の魂

 鷹鳥姫、若彦、金、銀の四人はバラモン教の人に襲われそうになったところを宣伝歌を歌いながら時置師神

の杢助、初稚姫、玉能姫が現れて救われる。四人は涙を流し感謝の意を表する。鷹鳥姫は若彦、金、銀に杢助

の宿に御礼に行くように頼む。若彦、金、銀は道中で再びバラモン教の十数人に襲われるのであるが、宣伝歌

を歌い追い払う。若彦らは杢助を訪れ、御礼を言おうとするが、杢助は助けた覚えは無いと言って追い返す。

若彦が妻の玉能姫について尋ねると、宣伝使は女房に心を奪われるものでは無いと言って、生木を裂く様な仕

打ちをする。白狐も若彦を打擲する活劇を演じて玉能姫の気を引くのであった。

 国依別は杢助が太元(おほもて)教を立てたと聞き、杢助の館を訪れる。杢助は宣伝使は未だ教えの及ばない地方や人を

宣伝すべきもので、一旦入信した者の宅を訪問すべきでない等等と語る。そこへ鷹鳥姫が訪れ、国依別が杢助

に扮して、鷹鳥姫をあしらうのであっが、鷹鳥姫は再び玉に執着を現していく。

 初稚姫、玉能姫は霊夢に感じ、再度山を目指して行く。布引の滝で十数人の荒男に襲われるが、谷丸と滝公

に救われ、山頂にたどりつく。そこで言依別は三個の玉を安置し、祈願を凝らしていた。金剛不壊の如意宝珠

と紫の玉は神島へ、黄金の玉は高熊山へ納められていくのであった。

              
                                            桜井道彦記