於青梅市民会館午後7時～

物語１５巻、１７章窟の酒宴、１８章婆勇、１９章第一天国、２０章五十世紀、２１章帰顕。まで拝読。

この１５巻の１章にバラモン教が登場し、８章からウラナイ教が登場し、１８章にてウラナイ教の本質

が黒姫の口を通して語られます。バラモン教は第２のウラル教として設立されましたが、教祖はウラル

彦、祭神は大自在天（大国別）と言う事ですから別派として活動します。そしてウラナイ教の宗旨は『

・・変性女子の霊や肉体を散り散りばらばらにいたして血を啜り、骨を臼に搗いて粉となし、筋を集め

て衣物に織り、血は酒にして呑み、毛は縄に綯ひ、再び此世に出て来ぬやうに致すのがウラナイ教の御

宗旨だ・』。と語ります。そして猶『・・折角今迄骨を折って天の岩戸隠れの騒動がおっ始まる所迄旨

く漕ぎつけ心地よや素盞嗚尊は罪も無いのに高天原を放逐され、今は淋しき漂浪の一人旅・・これから

吾々の天下だ・・』とも述べて、素尊に従う八十猛の神々の中に、黒姫の部下が潜入して暴れた事を暴

露しています。この１５巻は古事記の大蛇退治の段の言霊解が収められ、誓約から岩戸隠れ、素尊追放

への流れの中でバラモン教、ウラナイ教が開設され、アナナイ教との絡みの展開にて教えが示されて行

きます。

岩戸開きとは素盞嗚尊追放を意味しており、第２の岩戸開きとは素盞嗚尊復権を意味しているとも受け

取れます。又この巻から、言依別命が登場します。役者が揃いました。拝読会が楽しみに成りました。

次回、１０月３１日

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　三輪　光佳

　台風12号は大きな爪痕を残して行きました。被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。

金沢、富山共通

第３３巻第１７章感謝の涙と第１８章　神風清の抜粋を拝読

この章は高姫、鷹依姫、竜国別達が改心し自転倒島に帰り玉のご用をするところです。

秋山彦は高姫、鷹依姫、竜国別を一間に招き、松彦が持参した神素盞嗚大神及び言依別、国依別の密書

の件について三人に意見を聞きます。そこへ筑紫島から黒姫が帰えり四人は再会します。

秋山彦は素盞嗚尊の神文を四人に読み聞かせます。

「・・・控への身魂は何程にてもありとは云へども、成るべくは因縁の身魂に此御用を命じたく、万劫

末代の神業なれば、高姫以下の改心の遅れたる為、神業の遅滞せし罪を言依別命に負はせて、高姫以下

に万劫末代の麻邇の神業を命ずるものなり。……神素盞嗚尊」

この神文に四人は感謝の涙にむせび、神殿に感謝の祝詞を奏上します。

翌日四人は沓島に渡り、青赤白黄色の麻邇（まに）の宝珠を迎えて帰り、翌九月八日には綾の聖地に奉

納します。素盞嗚尊の仁慈無限のお計らいによって、罪汚れが許され身魂相応の因縁のご用をします。

さて、この二章の間に、因縁という言葉が１２箇所出てきます。辞書を見ると一口に因縁と言っても様

々な意味がありそれを踏まえて読むと内容が一層はっきりとしてきます。

金沢教室　ＰＭ１：３０

第１３巻　第５章 同志打、６章 逆転を拝読。

第五章に夢には神夢、霊夢、正夢、虚夢、雑夢があると書かれています。神夢は神様からの直接のお告

でしょう。水鏡には「正夢と霊夢、霊眼」と題して、正夢は見た事がそのまま起こる夢、霊夢は比喩的

に見せられるので、その判断を誤ると間違ってくると示され、その例が書かれています。虚夢は事実に

あわね夢、起こらない夢《広辞苑》。雑夢は寝起きなどに見るまったく意味のない夢とも現実ともつか

ないものでしょうか。

この章題の通り、「今の世の中丁度ソンナものだよ。互いに味方同士、兄弟同士、親類同士、同志打ち

をやって居る」と鷹彦が言う通り、今の世の中は国会を見ていても互いに助け合って国難に立ち向かう

のでなく政党間でも、また同じ政党内でも同志打ちをし、自分達の利益だけを優先した国民不在の政治

です。

富山教室　ＰＭ　７：００

第１４巻第 １３章 山上幽斎を拝読

この章は２７ページに及ぶ長い章です。ここでは幽斎修行（三五教の鎮魂帰神の神法）について述べら

れています。

　この内容は本当だろうかと疑いたくなる、人のからだが宙に舞うなど現代科学ではとても説明できな

いが、大本では聖師が上谷の修行場で実際に幽斎修行が行われ紛れもない事実です。今は禁止されてい

ます。　

勝『幽斎の修業は心身を清浄にする為、第一の要件として、清潔なる衣服を纏ひ、身体を湯水に清めて

掛らねばならぬのだ・・・・霊肉一致、現幽一本だから、理屈を云へば、別に水行をせなくつても、霊

さへ洗へば良いと云ふ様なものだが、矢張汚い肉体には美しい霊の神が憑る事は、到底不可能だらう』

とあるように正しい霊が懸かるには清潔でなければならないようです。

与、六『ヘイヘイ邪神だらうが、何だらうが、人間として天空を翔ると云ふ様な事が出来るのなら、私

は一寸一遍、ソンナ目に会ふて見たいですな。世界の人間は驚いて……「ヤア与太彦、六公の奴、偉い

神力を貰ひよつた、生神さまになりよつた」と云つて、尊敬して呉れるでせう。そうなると、「ヤア彼

奴は三五教の信者だ、三五教は神力の強い神だ、俺も三五教に帰依する」と云ふて、世界中の人間が一

遍に改心するのは請合です。神様も吾々にアンナ神力を与へて、世界の奴をアツと言はして下さつたら

一遍にお道が開けて、世界の有象無象が改心するのだけれどなア』と奇跡まがいの事を望みますが『此

奴等は皆奇蹟を好んで神を認めやうとする偽信者だ』あるようにあまりこうした事に興味を持たない事

が肝要ではないでしょうか。そして、今の社会はノストラダムスとか2000年、2012年問題とか何か奇跡

に近い事に興味を持ちますが、そんな事が起こらない事を祈ります。

聖師が上谷の修行場で実際にされた幽斎修行の詳細が第３７、３８巻に書かれています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　理外の理　いくらでもある　大宇宙

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　阿良田記

次回　１０月１８日（火）　金沢教室　午後　１時30分より　１３巻

　　　　　　　　　　　　　富山教室　午後　７時より　　　１４巻

　熊野吉野方面の台風被害の話を聞く。霊界物語の中でも縁の深い所であり、綾部と熊野とのつながり、

熊野本宮大社の宮司の話をお聞きした。


　第２１巻　　第五章 言の疵　　第六章 小杉の森　　第七章 誠の宝　　第八章 津田の湖

　　　　　　　第九章 改悟の酬

　アルプス教の部下の者が間違って金と人名簿を玉治別に渡してしまう。玉治別は杢助の家を訪れるので

あるが、そこでは杢助の妻のお杉が亡くなったところで夜伽を命じられる。お杉の痰壺で湯を沸かして飲

んでしまったり、お杉の布団からは手が出て来て握り飯を掴んでは取る。気分を悪くした玉治別が外へ出

たところ竜国別、国依別一行に巡り会う。帰って来た杢助と野辺の送りを済ませてから、先に受け取った

金が杢助のものであったことがわかる。

　三州、甲州、雲州の三人は杢助の金を手に入れようと、湯谷ヶ岳の山麓の祠の前で予行演習を始める。

その後杢助の家にいくと、杢助はその予行演習を聞いていたのであった。押し問答の末、お初の主張で、

金を三人に渡す。これまで金を持っていることの心配から恐くて寝られず、お杉も病気になったと言う。

　一方、武州、駿州、遠州の三人は津田の湖水で玉治別から秘密書類を奪おうとして、玉治別は湖水に落

ちてしまう。そこを杢助親子が舟に乗って助けるのであった。

　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　桜井道彦記