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教室レポート(79)        2011





八重洲教室 3月26日(土)  


 3.11の大震災後2週間を経て、様々な影響が収まらぬ時であるが、冒頭に今回の地震についてディ

スカッションを行った。それぞれの方が色々な体験をし教訓を得ている。大本神諭・霊界物語に照らし合

わせてみても、あらためてその意味深さを考えずにはいられない。


 第十九巻

  第七章 牛飲馬食  第八章 大悟徹底  第九章 身魂の浄化  第一〇章 馬鹿正直

 三五教の紫姫、若彦はウラナイ教の黒姫等をだまして連れて来た玉照姫を黒姫のところに返そうとする。

素盞鳴大神が権謀術数的偽策で玉照姫を得たことの不都合を責め、黒姫に返して詫びる様に指示したこと

を聞いた高姫は素盞鳴尊を誤解していたことを悟り、自分が恥ずかしくなって来たと、今までの高姫の行

動からは考えられない様な変わり振りをしめす。

 鬼熊別の部下だった荒鷹・鬼鷹は改心をして、高城山に紫の雲が棚引くのを見て高城山に向かって行く。

山麓の鳴石から女神が現れ、小さき紫の玉を額に打ち込まれる。この鳴石の場所は八木の福島久子さんの

家にも近いのであるが、虎天堰にも近く聖師が綾部に行くきっかけとなった福島久子さんの茶店の場所も

この辺りだった。

 その後馬公・鹿公が高城山の松姫を言向和そうと松姫の館を訪れる。馬公・鹿公は袋叩きに会うが、神

様の試練だと思ってじっと耐えるのであった。

              
 
                                         桜井道彦記


青梅教室 3月28日(月)  


3月の青梅勉強会は今回の東北関東大地震の影響で会場が休館となり流会しました。

この度の地震、津波、原発事故について多くの方々から、問い合わせとか又ご意見を頂きました。天災と

人災が混在するこの未曽有の災害には、人智を超えたものの働き
有るとも言われます。大地の大潔斎と

も言われます。泥海となるぞよとの神示そのも
ので有るとも言われます。しかし人智の上での表現は、い

かに言葉を尽くしても虚しく響
くのはテレビが実況中継するあの津波の凶暴さを、人間界の無力さをこれ

でもか、これでも
かと教えられたからかも知れない。原発事故は最悪の方向に向かって日々報道される。

化学の粋を集めたと言われたものも、根底から覆されている。故に人災と呼ばれているが人間の奢り、云

々を超えた所の自然現象は、天災でも有ろう。

この出来事を神の経綸と呼ぶか?神の渡る橋と呼ぶか?・・・それでは犠牲が余りに大きすぎる。

1人の人の命を大地より重い、とされる教えを学びつつ、この紙くずの如く飲み込まれる何万もの命を前

に発する言葉すら無い。大本神諭から、霊界物語から探し出すべきものが有っ
ても今の役に立つものでは

無い。私は私の原点を見つめ直して立ち直る決心をした次第で
す。

                                                      三輪 光佳


金沢・富山教室 3月29日(火)  


金沢教室 3月29日(火) 午後1時30分より  第12巻第24章を拝読

富山教室 3月29日(火) 午後7時より


今月は出口孝樹先生をお迎えしました。

 東日本大震災の後であり、その事でほとんど話題が終始しました。

TVで見る震災は我々の想像を絶する物で,ただただ唖然とせずには居られない状況でした。亡くなられた方

々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様とそのご家族に対し、心よりお見舞い申し上げ

ます。また、一時も早い復興をお祈り致します。


 この世をお造りになられた神様のお示しによれば、人は肉体が滅んでも,魂は生き通しです。人の魂はこ

の世に生まれ来て肉体を宿として神の使命を果し、その使命を終わって再び天国へ帰るものです。従って人

の魂には死というものは無いとお示しになっています。生死は一如です。

霊界物語第17巻第4章「羽化登仙」では悪を働いた鬼彦、鬼虎は現在の肉体では,徹底的改心ができず、神

界のお慈悲により,死によって天国に救い神業に参加させたとあります。

今度の震災で死んだからと言って、死の原因と死に方とは別です。「餓鬼虫けらまでも救うぞよ」と言う神

諭の言葉は総てのものの生死に神が関わっている以上。今回の震災で無くなられた人たちには救いがあるは

ずです。むしろ生きている我々にこそ自己の姿を見て改心の必要があるのではないでしょうか。お互いが助

け合い、買い占等に見られたような自己本位(体主霊従)の、これまでの生き方を改める必要があります。

 今、霊界では神様のお仕組みによって多くの人が必要となったのかもしれません。震災で無残に死んだと

考えるなら何んら救いがあれませんが、霊界に戻って働く必要があり、そのために霊界へ帰ったと考えるな

ら、ここに救いがあります。そして、間違いなく一人一人が救われています。

 福島第1原子力発電所の災害は事故と言ってもよい感じがし、今後が心配されます。今度の地震はエネル

ギー問題を含めて社会のあり方の転換点と成るのではないでしょうか
以上金沢、富山で出口先生を中心に話

し合われた内容を簡単にまとめました。

  以上阿良田記

 4月19日(火)金沢教室 午後1時より 第12巻

         富山教室 午後7時より 第14巻