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教室レポート(66)        2010




青梅教室 1月25日(月)、2月22日(月)  


青梅教室は出口信一先生を講師に、北島真吾氏の努力により開講されましたが北島氏の急逝により

中断しておりましたが、平成19年10月から再開されました。信一先生よりこの
後の講師を私、三輪

にと依頼されました。先生は6巻まで担当され、7巻から私が担当して昨年
末で11巻を終了して、こ

の1月から12巻に入りました。先生からは報告文を書く様にとは言わ
れていませんでしたが、先生

も他界され先生が主宰された勉強会の発展の為、今回より参加致し
ます。

12巻拝読に当たり、全体の舞台であるアフリカ北東部(豊の国)、地中海、黒海(呉の海)カスピ

(琵琶の海)の載った世界地図を用意しました。前半はナイル川(白瀬川)近辺の展開で有り、

後半
は黒海、サルデーニヤ島(サルジニヤ)、カスピ海、の物語ですので一応地理を理解する為に

地図
を手元に拝読しました。地図を見ると以外な事が見えて来ます。コーカス山が黒海とカスピ海

の間
のカフカス山脈で有ったり、アーメニヤがアルメニア近辺だったり、ウラル山もカスピ海の上

方に位置
し、その近くに大江山(たいこう山)が有ったり、黄金山がアララト山に比定されるしイ

ラン(フサの国)
のダマバンド山(現地では5671㍍、地図では5604㍍)がウブスナ山と思

われ
るし、物語の舞台に親しみを覚えます。1月は序文から5章まで、2月は6章から11章までを拝読

しました。


序文では、聖師に反対する勢力は開祖昇天後も侮りがたい活動を続けており、第一次事件もその

たちが引き起こしたと述べております。再び事件が起きない様に物語が口述された
のに、物語に

チを付ける者が後を絶たなかった事が記されています。この事は現在も形を変えつ
つ存在している

と思えば慄然とせざるを得ない。

万寿山の磐樟彦の子、国光彦、高光彦、玉光彦の初登場です。そして蚊取別が7巻以来の化身とし

登場します。瑞霊の働きと言われる三光の宣伝使と蚊取別の岩戸開き、初公と斧公はじめ人人の

改心
岩戸開きが展開される前半を諧謔を交えて表現されて面白く拝読しました。

しかし、神の化身として登場した蚊取別ですら、慢心して咎めを受ける様子は神の道に気許しは出

無いと教えられます。

又、イホの都がエジプトの何処か、シナイ山がナイル川と接するあたりは《シナイ山より落ちかか

秋月に滝・・・》の表現と白瀬川との位置関係まで考えられて面白かった。

そして、十二支の章は金沢教室の阿良田さんが作成された、円形の表を拝借して説明させて頂いた。

無断借用です。有り難う御座いました。


                                             3月は29日、4月は26日です。


                                      三輪 光佳



金沢・富山教室 2月19日(金)  


2月19日 金沢教室 午後1時30分より

受講者のお一人が出口信一先生が平成20年10月にトータルヘルスデザイン主催の講演会で話さ

れたDVDを購入されましたので、そのDVDを鑑賞しました。その後、少しお話合いをしました。

お話の内容は大変平易でわかりやすく、これまで勉強して来たことでよく理解出来たとの感想でし

た。



2月19日 富山教室 午後7時より

第12巻 第21章 雲の戸開~24章 言霊の徳 までを勉強しました。

第21章「立花嶋」では橘姫が用意された五穀と果物が世界に蒔く配られたとあります。農業分野

などのバイオメカニズムの発達を意味していると思います。神はみろくの世を迎えるに当たって多

くのものの開発と進歩、発展を目論んでおられます。

これ天岩戸開きの一部の御神業との表現がそれではないでしょうか。


第22章以降は日本の外交と軍備についてお示しになっているように思います。

深雪姫が治めておられる立花島(地中海のサルジニア島)はアルプス山の鋼鉄で種々の武器を造り

備へて、国家鎮護の神業に奉仕しています。言霊をもって治める(神須佐之男の命の大御心)三五

教にとっては、相応しくない行為に見えますが、本文では

『深雪姫様は、尚武勇健なる女神に在す故にまさかの時の用意に武を練つて居らるるのであらうよ。

武術は決して折伏のためではない、摂受のためだ。』

『神は言霊をもつて言向け和すのであるから、武器をもつて征伐を行つたり、侵略したり、他の国

を併呑するやうな体主霊従的の教でない。道義的に世界を統一するのだ』と示されています。

『剣は凶器なり。凶を以て凶に当り、暴を以て暴に報ゆるは普通人の行ふ手段、苟くも三五教を天

下に宣伝する天使の身として、また宣伝使の職として、善言美詞の言霊を閑却し、武を以て武に当

るは我が心の許さざる所、ただ何事も至仁至愛の神に任せよ。武を尚(たっと)び雄健を尊重する

と云ふは、構へなきの構へ、武器あつて武器を用ゐず、武器無くして武器を用ゐ、能く堪忍び、柔

和を以て狂暴に勝ち、善を以て悪に対し、神を以て魔に対す、柔能く剛を制するは神軍の兵法、六

韜三略の神策なり。汝此主旨を忘却する勿れ』。

以上のことから日本の外交と、軍備について示唆しているように思います。本来軍備は必要ないも

のですが、周囲に刀を持っている人があれは、ある意味護身用に刀が必要です。しかし、それは相

手を殺すためのものではなく、相手に無謀な行為を思いとどまらせるものです。そして
第二次大本

事件によって大本は大きな犠牲を強いられました、同時に日本も太平洋戦争と言う犠牲を経て平和

憲法を手に入れました。戦後間もなく聖師は鳥取の吉岡温泉での「吉岡発言」で日本の平和主義を

示唆されました。

自衛隊は鉄砲を持っていても、平和憲法(第九条)によって決して使うことを許されません。この

事は日本が決して自らは戦争をしないという証です。従ってこの証を持って日本外交は世界の平和

を実現することを国是として、善言美詞の言霊によって外交を勧めれば、必ずや世界の平和(軍備

の撤廃)が実現するでありましょう。日本には神のご加護があり、それだけの能力と使命が備わっ

ています。

吉岡発言より

・・・。いま日本は軍備はすっかりなくなったが、これは世界平和の先駆者として尊い使命が含ま

れてゐる。本当の世界平和は全世界の軍備が撤廃したときにはじめて実現され、いまその時代が近

づきつつある。

                                                  以上阿良田記

次回

金沢教室 3月9日(火) 午後1時より

富山教室 3月9日(火) 午後7時より