教室レポート(38)        2007


山口教室 4月15日(日)

4月15日(日)、大本山口本苑春季大祭に併せ、午後、物語48巻の勉強会を

開催した。本苑信徒の皆さんに広く物語勉強会を紹介するよい機会ともなった。


【出口直子様御挨拶】大祭終了後、出口直子様から、『人生で師に会うことは幸せ

なことであるが、我々は霊界物語により聖師様に直接まみえ、直に教えをいただい

ている。これに気づき、自己の内に天国を開き、御神業に使っていただきたいもの

である。また、物語11巻に「食制の改良を以て社会改良の第一義と為す」とある

とおり、婦人会で正食活動を行い、教えを実践してまいりたい』との御挨拶があっ

た。


【感謝祈願詞】勉強会では、まず、出口信一先生から、『感謝祈願詞について、聖

師様は60巻にある祝詞の奏上を指導された。現在省略されている「感謝」の部分

には、大神が霊系体系祖神に顕現され、霊・力・体の三方面で御神徳を発揮されて

の天地創造の過程や一神即多神の基本的神観がきちんと体系化されている。「感謝」

の部分と人としての務めが示された「祈願」の部分とで完璧な祝詞となり、いずれ

この60巻の祝詞が奏上されるべき』とのお話があった。


 引き続き、48巻の9章「罪人橋」と12章「西王母」を勉強した。直子様も加

わられての拝読と信一先生のお話があった。

【9章:罪人橋】世が黄金時代から泥海時代にまで堕落したため、大神は予言者を

地上に降されたが、神諭の密意は、御魂が磨け天国に籍を置く者でなければ悟りえ

ないため、大神は瑞霊により霊界の真相を悟らしめんとされたこと(P135,138,139)、

また、地獄に向かう恐ろしい罪人橋を渡るべき者達も救われる様子(P141,144)などが

示されている。


【12章:西王母】天人は天国で生まれたのではなく、人間が現界で善徳を発達させ

復活したものであること、また、大神は弥勒、つまり聖師様を世に降し、全天界の一

切を腹中に胎蔵せしめて、天国の福音、つまり霊界物語を示されたこと、そして、こ

の福音が示されたことでみろくの御代が到来したこと(P177,178)などが示されている。

 なお、信一先生から『我々は、各人が物語を受け入れて心に天国を開き、そして、

積極的に外に出て、物語を宣べ伝える、本来の宣伝使の務めを果たすべき』とのお話が

あった。

  


矢上教室 4月

霊界物語 第19巻 第4篇 13章 混線~

霊界物語18巻 弥仙山の物語。第19巻 高熊山の物語。

拝読させていただくうち、弥仙山へと登りたくなり、4月28日弥仙山のお祭りに行かさせ

いただくうれしさよ。

お祭り前に雨の降り、どうなることかと思いなば、お祭り前にあがる雨。

「雨降って地固まる」という事のあり。

お祭り終わりて弥仙山、一人で頂上登り行く。

神の恵みに抱かれて、怖さを感じることもなく、また雨の降りそうになりし空も晴れて

ゆき、
周りの景色に見とれゆく。
 
悦子の姫や音彦達が登りたる同じ道をば行かさせいただくと思えば、うれしき今日の空。

玉照姫の御神行に仕えられしを尊みし。
 
大本本部の信者さん、お祭り終えて下り来る。神を信じるその心、同じ思いに燃え立ちし。

弥仙の御山に登り行き、高熊山の玉照彦様の御神行、思い起こせしものならむ。

言霊姫様の御腹借り、この世に生をばうけられし玉照彦様を迎えゆく、御神行に使えられ

し松姫様やテルジー、コロンボ、谷丸、鬼丸のことを思い出す。
神の経綸に操られ、御魂

の垢を洗いゆく。

大本信者と仕え行く、人の心に大神の恵みの露は降りきたり、心を清め魂を清め、我らも

玉照姫様や玉照彦様の御神行に仕えさせていただかむ。
神の恵みは日に月に、地にも空に

も至る所、間違いなくありしもの。
 
この日ノ本は言霊の幸はう国と言われたる。神の御子なる我々は、神の恵みに幸はいて、

清き心に立て直し、神の恵みの言霊を清き心に使わせて頂きゆかむ、かむながら。

ああ、かむながら かむながら 御霊幸はえましませよ


台中教室 4月22日(日) 

前回の続き28巻第2章 無理槍を役割拝読の形で読み進める。

劉さんの娘さんたちは、学校はもとより各種の塾に通っていて相当忙しいにもかかわらず、

時間を割いて参加してくれており、慣れない
古文体の日本語に煩わしさを感じ勉強会を嫌

がってはいないかと
心配したりしておりましたが、二人とも実に素直で、ご両親の言う事

よく聴き、この日も物語のコピーをとって準備をしてくれたり、勉強会も笑いを交えて

終始楽しい雰囲気でさせていただき、安堵いたしました。


富山教室 4月24日(木)  金沢教室 4月25日(金) 

 富山教室も平成15年5月の第1回から、はや丸4年を迎えました。初めの頃は人の出

入りもありましたが、今はほとんど10名ほどに固定しています。1巻から始め16巻ま

で進み、多くの人が1,2巻を勉強していないことに気づき、昨年の11月より1巻に戻

り勉強しています。

 先ず始めに、「出口王仁三郎著作集」(読売新聞社発行)第一巻に載っている「本教創

世記」(聖師が明治37年1月11日から2月22日にかけて書かれた)の抜粋をコピー

して来られたものを勉強。

 『総て精神的神教的文明の相伴わざる物質文明は、最も恐怖戦慄すべきものにして、決

して謳歌すべきものにあらず。』とあるように、現代は精神文明と物質文明のバランスを

欠き、あまりにも物質に偏りすぎている。本来肉体(物質)を制御するのは心(精神)で

あり、科学文明があまりにも急速に発達してきたので、精神が置き去りにされ感がある。

即ち、「物」に囚われすぎる結果、人としてあるべき姿を忘れているのではないだろうか。

 『此の世界は肉食の為めに破壊を来たさねば止まぬ。・・・』とあるように、特に日本

人には肉食を戒めている。明治に入ってから肉を食べること(西洋文明)が一般化し、特

に戦後は日本人の食文化を破壊してきた。食が精神及び肉体に与える影響の恐ろしさが忘

れられているようだ。

 今、悔い改めるは食い改めるであり食の改善が必要である。そして、この事に気付いて

いる人はいても(勉強会に参加している人は素直に受け入れることが出来るようだ)、何

から始めていったら良いか分からない時代であり、その方法を考えていかなければならな

い。


 富山教室は第2巻の5章~7章、9,10章を勉強

 金沢教室は第3巻の第3、4章。13から15章を勉強

                                                 阿良田記