教室レポート(33)        2006

富山教室 10月24日(火)


 今日は雨上がりのためか、呉羽山から見る富山市内の夜景が大変綺麗でした。

本日は出口先生のご都合が悪く、報告者阿良田が代理講師を務めさせて頂きまし

た。先月
に引き続き16巻の第3篇真奈為ケ原、第18章「遷宅婆」の拝読と、

第四七巻の第二篇
「中有見聞」からの跋文を元に死後の世界である霊界(特に中

有界)のお話をさせて戴き
ました。

 遷宅婆では英子姫は壬戌年正月十五日に天照大御神の鎮祭の祭主を奉仕し、大

神の和魂
が帰神され、悦子姫及び英子姫、亀彦にそれぞれ今後の方向を示させ給

いました。また、
ウラナイ教の黒姫がウラナイ教の本質を覗かせており、高姫た

ちの瑞の霊(素盞鳴尊)へ
の敵愾心が伺えます。

 なお、先月の話し合いで、富山教室は足掛け3年になるが、現在勉強会に参加

している
人達は皆、途中から参加したので,最も基礎となる第一巻を勉強してい

ないため、是非第
一巻を勉強したいと言う要望が有り、来月は第一巻より始める

ことと成っています。





 


金沢教室 10月25日(水)


 

 第2巻の2章から4章までを拝読。2から4章では竹熊の再来である棒振彦と

木常姫の
再来である高虎姫は美山彦命、国照姫と偽名してロッキー山に現れ、正

しき神々を欺き、
自分の勢力を伸ばそうとするが真の美山彦命が現れ失敗に帰す

る。また茲には「女の瞋恚
(しんい)」として述べられていますが、女ならずと

も自分の思いと違う事で起こる心の
悩み、怒りや恨みは心すべきことであると感

じさせらされました。
また、富山教室同様死後の世界である霊界のお話をさせて

戴きました。




藤枝教室 11月11日(土)


 二ヶ月振りに行なわれた勉強会。第四巻のはじめじから。

四巻は国祖ご隠退のご因縁が示されている。ご隠退までの経緯は実に複雑であり

その経過をしっかりとたどるには少々エネルギーが必要なところでもある。王仁

三郎聖師も「国祖ご隠退のところはしっかりと拝読しておくように」と特にご指

導があったとの由。この巻はいつもの筆録者のところが”出口瑞月”と記されて

いて、聖師自ら筆録されている箇所が多い。それ程重要な内容であるからであろ

うと思われる。国祖のご聖苦によって現在の地上界が成り立っていることを思え

ば唯々感謝である。

 今回は常世会議を中心に拝読をする。第三章 使神の派遣まで進んだ。常世の国

の常世彦、常世姫夫婦は常世の国で世界の平和を志向した会議を開催しようと八

王八頭はじめ地の高天原にも参加を要請する。万寿山の八王である磐樟彦は常世

彦等の計略を知っていて要請を拒否する。地の高天原では参否に揺れるのだが、

大道別のすすめで、天使長広宗彦の代理として行成彦が参加することになった。

八王大神常世彦等の企みとは一体いかなるものか?

 次回にその謎が解き明かされる。



亀岡教室 11月16日(木)


第22巻の第13章~第15章、第20章を拝読。

第22巻は聖師様のお名前に因む非常に重要な巻であるとお教えいただく。

「王仁」のそれぞれの字を分解すると、

「王」は、「二」+「十」と分けられ、

「仁」は、「二」+「人(にんべん)」に分けられる。

続けて読むと、22巻の「二」「十」「二」(「人」)となる。


この巻の最後の章である第20章の章題は「三の魂(みつのたま)」であり、

三つの玉・瑞の御魂が、

35万年の後に現れるように仕組まれる神秘の経綸について示されている。

物語第1巻の第1章から順に章題の下に通し番号が記されており、

この章の通し番号は712である。

712は聖師様のお誕生日である7月12日と重なる。

即ち、聖師様のご誕生が、瑞の御霊のご出現であることを暗に示されているので

ある。

            ◎

大正壬戌(みずのえいぬ)の年  卯月の二十八日に

二十二人の生魂(いくみたま)  三つの御玉の隠し所

述べ終りたる今日の日は  楽しき神代を・・・・・・
            

聖師様がいろいろなところに示されている密意は、

物語を繰り返し拝読し、学ばねば覚らせていただくことは出来ないと思った。

次回が今から楽しみである。

       



矢上教室 11月20日(月)


霊界物語 第18巻          
第1編                
  第1章 春野の旅       
  第2章 巌の花 
  第3章 神命          
第2編
  第4章 四尾山
 
 
弥仙山に於いて、神界に関する経綸がなさがなされていた。
 
神すさのうの大神様の八たり乙女の一人、英子姫様のお付の悦子姫や音彦達の、

知らず知らずの御経綸への参加、玉照姫様ご誕生のお手伝い等の面白いお話。

開祖様もお篭もりされた弥仙山は、木の花姫様の生御魂の鎮祭されたお山。弥仙

のお山のお仕組みをきちんと勉強したいものです。

         
霊界物語の拝読の進むに連れて、神のお仕組みの深さを感じさせられます。

信一先生の、神の神子を思われるご尽力により私たちは成長させていただけるの

だと思います。

また、苦労をもいとわず私たちの為に各所をお回りいただき、本当にありがとう

ございます。

自分一人での拝読ではなかなか理解できなかったことも、たくさんの仲間と拝読

することにより、また信一先生のお話により、より高いものを教えていただくこ

とができ、皆さんとご一緒に神様からの多大な御神徳をいただき、楽しい一時を

おくらせていただく勉強会となっています。

多くの人たちが、聖師様、開祖様のご苦労の一端でも理解させていただき、神の子

としての成長をさせていただきたいものです。
                              島根  岩本報



大阪教室 11月23日(金)


第4巻の2回目で11、12、17、18、20、22章を学びました。

拝読に入る前に第17巻の霊の礎(三)についてお話がありました。

「一、現界人にして心身内に天国を建てておかねば死後身外の天国を摂受することは

到底不可能である。死後天国の歓喜を摂受し且つ現実界の歓喜生活を送らんと思ふも

のは、瑞の御霊の守りを受けねばならぬ。要するに生命の清水を汲み取り飢渇ける

心霊を霑しておかねば成らぬのである。瑞の御魂の手を通し、口を通して示された

る言霊が即ち生命の清水である
霊界物語によって人は心身共に歓喜に咽び、

永遠の生命を保ち、死後の歓楽境を築き得るものである
。」(第17巻、290頁)

聖師様は人生について「人生の真目的は地の上に無窮の天国たつるにありけり」と短歌

一首で詠まれています。

現代の闇の世にとってまさに光明となる神の言霊だと思います。

そのためには先ず自分の心身内に天国を樹立しておかなければ成りません。

また、神の言葉をそのまま宣べ伝える「宣伝使」と宣教師の違いについてのお話もあり

ました。
 
第18章 

「隠忍自重」では、人としての守るべき道について書かれています。

「人間たるものは、あくまでも忍耐の心を持ち大道を厳守して、神の御裔たる品格を永遠

に保つべきなり」

また「人間はあくまでも隠忍自重して、人格を尊重し、いかなる圧迫も、困窮も、災禍も、

忍耐力、荒魂の勇を揮って玉全を計るべきは当然の道なり。」

 
第22章
  
「窮策の替玉」の冒頭に、「いかなる美事善事といへでも、天地根本の大神の御許容なきと

きは、完全に何の事業といへども、成功すること不可能なり」とあり、善事といえども自由

行動を取ることは宇宙一切の秩序を乱すことになると戒められています。

先ず神の許しを受け、御祈願をして至誠至実の心をもって熱心にとりかかるように書かれて

います。

八王大神らは、最初に神の認可を受けないばかりか、心に大野心を持っていたために九分九

厘のところで目的を達成できず、八王大神は会議の壇上で倒れてしまう。そこで常世姫以下

は協議の結果、八王大神に酷似した道彦を身代りとすることに決定しました。

ある神の化身である道彦の活躍、次回が楽しみです。

      
 
次回の大阪は、12月10日(日)午前 10:00~で、時間が変更になりました。




赤坂教室 11月25日(土)


      年の瀬は 近し吾旅 まだ遠し          瑞月

 昭和9年、昭和神聖会発足当時の句で、神の道の完成がまだされていなく遠い

と言う意味も含む。

 ニーチェのツェラトストラ(ゾロアスター教の開祖の説)の記述に触れる。

聖師もニーチェについて記述しているが、最終的になぜ精神がかく乱する様な

状態になったかについて、物語第50巻 第1章 至善至悪を引用し人間の知恵と神

の知恵との違いではないかとのこと。
                            田中茶能介氏談
       



 第17巻 霊の礎(いしずゑ)は丹波哲郎が熱愛した箇所とのこと。

 天国に上るものは、生きているうちに心に天国を開いておかなければならない

ことや、独一真神について、霊界物語の意味等々・・・が示されている。

   第4巻    第30章 七面鳥     第31章 傘屋の丁稚
         第32章 免れぬ道    第33章 至仁至愛
         第34章 紫陽花     第35章 頭上の冷水
         第36章 天地開明    第37章 時節到来
         第38章 隙行く駒    第39章 常世の暗
         第45章 あゝ大変

 常世会議を終わって殊勲を建てたと思って聖地に戻った大道別等は、桃上彦・

常世姫等の国祖への讒言により失脚させられる。国祖は手足をもぎ取られる様に

忠臣を次々と失って行く。その後天使長は桃上彦、常世彦、高月彦(後に常世彦)

を経て、国祖は終に退隠に追い込まれる。天の三体の大神は国祖に向かい「・・

されど我また、一陽来復の時を待って、貴神を元の地上世界の主権神に任ずるこ

とあらむ。その時来らば、我らも天上より地上に降り来りて、貴神の神業を補佐

せん」と神誓神約を行なう。
 
        

 次回は1月27日(土)第5巻に入る

 尚、第2回霊界物語
Festibaro(フェスティバーロ)は来年の7月28日(土)

及び29日(日)に日程変更とのこと。
                               桜井道彦記