教室レポート(21)        2006
               
山口教室 3月10日(金)

 山口本苑を会場に霊界物語の勉強会が行われた。三ヶ月振りの勉強会。

 第三巻の序文、総説から第四章まで進行した。第三巻は寅の巻。総説に”大神は人体の元祖神

として天足彦と胞場姫を生みたまい、天の益人の種となした”とある。神勅にそむき体主霊従の果実

を食したことで霊性たちまち悪化して子孫に悪念をのこした。邪念はおのずから凝って八頭八尾の大蛇

、金毛九尾の悪狐、六面八臂の鬼と化し世界を混乱せしめた。盤古大神ー常世彦ー常世姫ー大自

在天の連合により国祖国治立大神以下正神界の神々に代って地上界を支配しようとし、世界を物質

主義に悪化しようとたくらむ。ここから優勝劣敗、弱肉強食の端が開かれた。天のご三体の大神はこの

末法濁世の代を短縮するために再び国祖神の出現を命じたまいた。

 第1章 神々の任命

 天地間に罪悪がさかんにおこなわれ、世は常闇となった。そこで国治立命、豊国姫と天道別命(モーゼ)

と共に天地の律法を制定される。

 内面の律法である省みる、恥る、悔ゆる、畏る、覚るの五條と外面の律法が制定される。

この律法を天地間に拡充するため十六天使が任命される。国祖はシオン山に鎮祭された12の玉を国魂

神として世界の十二の地に鎮め、八王、八頭神を任命される。

 八岐大蛇や金毛九尾に憑依された常世彦、常世姫はこの12の国魂を奪うべく、各地の八王、八頭を

種々の手段を使い陥れる。邪神界のその手口の種々が述べられている。

 次回は第3篇から。




津久見(豊の国)教室 3月11日(土)
 
 第3巻29章 男波女波から第40章 国の広宮までを拝読する。この間は大道別が主人公ととして登場し

旭、高倉の白狐と共に身変不可思議の神力を発揚して邪神界の動きを探りつつ世界の各地を漂浪する。

この大道別は邪神をほろぼす折、血の一滴が身体にまわり一時は発狂者となるが、大神のみ仕組により

全快する。しかし発狂者を装い邪神の働きを探知する。後日、日の出の神として神業の中核的働きをする。

第7巻から日の出神の顕著な働きが始まる。
 
 この日、湯布院の大久保さんが第67巻の神仏無量寿経を別刷りにて製本され祝詞本にして皆に配布さ

れた。大久保さんは朝拝時に神仏無量寿経を唱えられているとか。津久見教室のメンバーのなかには、

神仏無量寿経を唱えはじめている人もいる。



大阪教室 3月12日(日)

 第1巻 第41章 八尋殿の酒宴一 ~ 第50章 死海の出現

 第2巻 序文及び総説 ~ 第2章 邪神の再来までを学んだ。

 邪神竹熊は奸計をめぐらせ12の玉のうち2個は手に入れたが、のこりをまとめて奪取するために宴会を開く。

 功名心につけいったり挑発したり、また脅したりしながら次々に玉を奪う。玉を差し出した五柱の神司は知らず

知らずに竹熊の捕虜となった。即ち心を奪われてしまったことを指す。高杉別、森鷹彦は竹熊の奸計から逃れ

、高杉別は地中海のサルジニアに玉を埋め、目じるしに一つ松を植えておく。森鷹彦は大八洲彦命に渡し2個

の玉は保全される。

 竹熊は金勝要神によって亡ぼされるが邪念は再び棒振彦となって以前に増して悪らつな手段で神界の困迷

を計る。竹熊の血によって死海ができたという。

 第2巻 総説

 大自在天は天王星から降った勇壮なる正神であり、盤古大神は伊邪那岐命の手のまたより潜り出て支那の北方

に降った温厚なる善神であった。

 しかし地上に永住されて歳月を経過するにしたがって天足彦、胞場姫の天命に反する結果、体主霊従の妖気が

地上に満ち、ついに悪竜、悪狐、悪鬼に憑依され悪神の行動をとるに至ったと。

 盤古大神の水火(いき)より出生した常世彦は常世の国に霊魂を留めた。稚桜姫命の娘常世姫は八王大神常世彦

と夫婦となり、ついには常世彦以上に悪辣となり、世界を我意のままに統轄せんとし、車輪の暴動を継続しつつ、

その霊は現代に至るとも常世の国にとどまり、体主霊従的世界経綸の策を計画していると記されている。今日の

アメリカの世界支配の構図を想起せざるを得ない。
 
 又”常世姫の霊の憑依する国の守護神は今になおその意志を実行せんと企てている”と。



四日市教室 3月17日(金)

 四日市教室は第5巻 20章から始まる。

 第20章 猿蟹合戦

 顕恩郷と橙園郷と二つの国がある。顕恩郷は日当たりもよく果実も豊熟している。一方、橙園郷は気候に恵まれず、

住民は飢餓に苦しみ共喰い状態である。この状況に橙園王は顕恩郷を占領しようと襲うが、顕恩郷の鬼武彦の石像より

光輝が発され、橙園王は退却する。その折に鷹住別の南天王は背を斬られ退散する。南天王が負傷した原因は衣食住

に恵まれながら、いつしかしら天地の神恩を忘却し祭祀の道をおろそかにしたためという。

 そこに鬼武彦の大江の神は”神は人をこの土に下されたのは地上界に天国を建設し、人も獣や虫魚に至るまで安住させ

たいとの思いである。ところが顕恩郷の住民は衣食住が足り余り、天恩を無視している。ところが橙園郷は飢餓に苦しむ

状況である。神はすべての生命に恩恵を与えておられるのだから、橙園郷の住民を移住させよ”と説示する。この説示に

より、猿族の橙園郷の住民は蟹族の顕恩郷に移住する。ところが神恩により人の数は三倍になったが衣食住は余裕が

あったという。現代の世界の有り様をみているとまったくオーバーラップしてしまう。

  第四篇 救世の神示
    第二三章 神の御綱
    第二四章 天の浮橋
    第二五章 姫神の宣示
    第二六章 艮坤の二霊
    第二八章 地教山の垂示
  まで進んだ。

 宣伝使は天教山で野立彦命(国祖)より予言警告の宣示を受け地に降りてその宣示を歌に託して宣べ伝える。しかし邪神

に憑依された神人は耳をかさず世は増々悪化してゆく。

 黄金橋の移動により地教山(ヒマラヤ山)にたどり着いた宣伝使は野立姫の教えを受け厳瑞二神の教示をうけた。完全無欠

の宣伝使となり地上の世界の救済に向かうことになる。

 次は第5篇より。