第3巻 序文より
(三月三日、五月五日の因縁について)
三月三日は三ツの御魂なる月の大神の示顕が、天地人三体に輝きわたる日のことであると示
されている。又五月五日は月光世に出でて万界の闇を照破するという意味と示されている。
大自在天とあるは神典(古事記)の大国主之神のことである。
(総記)
大神は人体の元祖神として天足彦(アダム)と胞場姫(イブ)を生みたまい、天の益人の種と
なされた。アダムはイブのために神勅にそむき霊主体従の本義を忘れ、ついに体主霊従(ちえ)
の果実を食し霊性はたちまち悪化して子孫に悪念をのこしたのみならず邪念はおのずから凝って
八頭八尾の大蛇と変じ、あるいは金毛九尾の悪狐と化し、六面八臂の魔鬼となった。
この邪神は国祖国治立大神をはじめ正神界の神々を根の国へ隠退せしめ、盤古大神を奉じ、
大自在天 大国彦と結託し、世界を物質主義に悪化し優勝劣敗、弱肉強食の悪逆無道の暗黒界
と化せしめた。
第一篇 国魂の配置
第一章 神々の任命
天足彦が胞場姫により体主霊従の果実を食べてより邪気が発生し世界は体主霊従にかたむき
天地間に罪悪がさかんに行なわれ常闇となる。
国治立命は豊国姫命と天道別命(モーゼ)と共に天地の律法を制定。この律法を天と地に施行され
ることになる。天のご三体の大神と国治立尊は天地合体して世を治むべく神命の戒律を天地の世界
に宣布すべく世界に国魂の神を任じられる。十六天使が定められるが、四天使は神素盞鳴大神の
四魂を分かちての働き、あとの十二天使が世界の国魂の神に任じられる。
第二章~四章 金毛九尾、八岐大蛇に憑依された常世彦、常世姫は世界12の国魂を奪うために
あらゆる手段を行使しながら粘り強くつけ狙う。まずはじめに台湾の新高山の青色の玉を奪わむとして
花森彦の八頭神 高国別を女神を使って神政の困乱をまき起こす。
雅主之命報
台中市に在住の劉彦伯・長谷川まさきご夫妻宅に於いて第1回霊界物語勉強会を開催。
私が同氏と共同出資した現地法人公司(会社)へ年に5回ほど出張しており、その機会を利用して是非、
物語の勉強会をされたらとの、出口信一先生のご提案により今回の実現となった。
台湾と言えば第28巻だが、そこに登場する重要人物の出自を明らかにする為に第23巻からはじめる。
まず、霊界物語の簡単な解説をし、物語に示されている台湾と琉球、琉球と紀州の関係や今年の朝日新聞
に掲載されてあった「沖縄に伝わる紀州熊野信仰」の興味深い記事を紹介しながら第1篇へ。
高姫が紀州熊野で修業中の若彦を自分の一派にひきずりこもうと使いを出すも、失敗しその野望が打ち砕
かれる。第2篇でいよいよ琉球で活躍される常楠とその息子達が登場、今回は第5章 「親子奇遇」まで、
次回ではさらに複雑な親子関係が明らかになる。
追伸
信一先生のご助言をきっかけとし田上さんをリーダーとして私達家族は第一回霊界物語勉強会を遠隔の
台湾ではじめることが出来ました。ありがとうございます。
私自身は大本信者の家に生まれこの世には天地創造の神があり、神の理により世は成り立っていると天然
に思っていましたが、15歳と13歳になる娘達に神の存在を信じさせることは出来ずにいました。
今回、田上さんはまず物語がどのよな状況で書かれたか話されさらに55巻の序文のコピー資料を紹介し縦読
み「明けく治まる御世の、、、」の7ページにわたる文章を行の初めを横に読むと「明治三十一年如月、、、」の
になることに娘も婿も、ありえないことを現実目の前にして瞠目。ショック状態のまま物語朗読へ物語は23巻、
おばあさんが鹿の角を頭につけて盗賊よけに、それをひょいと取るあたり、娘達は大笑い。これからも続けて
いけそうだと嬉しい手ごたえを感じました。
信じる心、祈る心、神を敬う心根何かとても意味があることのように感じます。だから娘達にも、物語を通して
その気持ちに開眼してもらいたいと、真摯な期待を寄せます。
まさき
写真にオーブが写ってました。オーブは普段うちには居ないのですが写真に写ってるので驚きました。
第12巻 3篇 天の岩戸開き(Ⅲ)
この巻は第1篇~第3篇まで天の岩戸開きとなっている。第1篇は初公の改心、第2篇は三光の宣伝使
と月雪花の三女神が神力を益してゆく。第3篇は厳と瑞との誓約(うけい)である。
17章~20章は牛公、馬公、虎公、鹿公が時置師の神によって改心してゆく物語。
21章 立花嶋では立花姫はスサノオの大神の御子、剣の威徳によって現れた多気津姫命のことである。
行平別(初公)の歌によって橘姫は橘島に実のる種々の果実や五穀を世界中にまくばる。
第22章 一嶋攻撃、23章短兵急
サルジニアの深雪姫は剣武の鍛錬に励げむ。撞大神はスサノオの大神が武力で高天原を奪うのではな
いかと疑い天菩比命(天照大神の五男神の一柱)を降し一嶋を攻撃するが、深雪姫は武を使うことなく善言
美詞の言霊によって、天菩比命はスサノオの大神の疑いは解ける。深雪姫は三女神の一柱多気理姫のこ
とである。
次回は第4篇 古事記略解。
綾部の勉強会は第5巻の序文から始まる。
総説
第1章 栄華の夢
第2章 松竹梅
第3章 臭黄の鼻
第4章 奇縁万状
までを学ぶ。
国祖ご隠退後の世界は気候の変調をきたし妖気は天にみなぎる。八岐大蛇の憑依したる常世彦、金毛
九尾の憑依した常世姫は律法を無視し神を涜し祭祀の道を怠った。各山各地の八王神、八頭神も常世彦
たちにならい神命を無視する。天上界には太陽が三個一度に現われたり、大変調をきたす。
盤古大神の宮殿では筍が床をつきぬけ、たちまち殿内に枝葉を生じ竹薮と化す。盤古大神はその竹を伐り
正月の門に飾るはじまりとなる。松、梅も又生えはじめ、これらも盤古による国祖退治の証として正月の飾り
となる、国祖のたたりを封じる調伏のしるしとした。
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