教室レポート(18)        2006
               
豊の国教室 1月28日(土)

玉守彦報

 第3巻第6篇より始まる。第3巻は太白星の精霊 生代姫から授けられた12の国魂は大八洲彦命によりシオン山

に鎮祭された時から八王大神 常世彦 常世姫等はそれを奪い取ろうとしてシオン山の攻防がなされる。正神界の

神々等の神力で守護をする。

 国祖によって世界12の地点に国魂は鎮祭され、それぞれに八王と八頭が定められ国魂の守護をする。八岐大蛇、

金毛九尾の邪神に憑依された常世彦、常世姫はしつように国魂を奪い取らんと一つづつ手段を変えながら配下の

邪神を使い仕組みをしていく。

 第23章 鶴の一声では崑崙山に赤色の国魂が鎮祭されている。八王神の磐玉彦は八王神の位を退位することを

望むが、国祖の神示により遠き神代からの因縁で八王神の聖職を拝することが定まっていて、地位の逆転は天地

の真理に違反し大神の神慮を無視することになることを梧す。この神示を磐玉彦は覚悟して元のさやに納まる。

 この3巻は寅の巻。大切な巻である。勉強会では、この後各章をていねいに拝読をして終えた。

 ”一二三四五の巻の物語しずごころなく読むぞ嘆てき”との聖師の余白歌があるが、特に一巻から五巻は物語の

基礎ともいうべき内容である。

 次回もう一度 三巻をテーマにして学ぶ予定。




大阪教室 2月5日(日)


 第1巻25章 武蔵彦一派の悪計から始まる。

竜宮城の占領をめぐって邪神界は大八洲彦命の肉体をほろぼさんと密議をこらし、堂山の峽にさそいだす。しかし真澄

の剣の威力に目的を果たすことはできなかった。

 これは実際 初期の大本で起こっていた事実である。即ち開祖派の幹部が王仁三郎聖師の生命までうばい取る計画を

たて、実行せんと企てたのである。物語は三段の型で構成されていると言われるが、時間、空間、そして地理学的にも

三段の型で成り立っている。神代−現界−未来で起こりうること。過去−現在−未来という時間の基軸が顕世に表れて

くる。そして綾部を中心とした丹波圏を世界の雛型として−日本−世界へと同心円的に波紋を描いていく。

 神話や神示は人間界の営みを通して表現されるので、霊界物語の世界を理解するには空気といおうか、開祖出口直と

王仁三郎聖師によて織りなされた歴史を学ばないと伝わってこない部分が多い。空気に触れるとでも言うか。

 つまりそこに神のご意志が最も濃く表わされているからである。邪神界は世界の中心点である綾部の聖地を奪うことで、

世界を支配できる(霊的に)ことを知り抜いていて、粘りづよく目的を達成しようとする。

 勉強会は第38章 黄金水の精まで進行した。第1巻は大本の出来ごととリンクしながら神霊界の動きを伝えている。

 次回は第1巻の残りの部分と第2巻へと入る予定。