「 天までも 高く匂ふや 梅の花 」 瑞月 ・・・非常に壮大な句。
司馬遼太郎は「街道をゆく」の丹波笹山のところで、大本について非常に取材している。聖師のことを、亀岡に
明知光秀没後350年にして再び出てきた”むほん人”と言っている。むほんは仏教的には無品でもあり身分が
高い人であるけれど、それを表に出さないでという意味にもなる。
昭和10年大本弾圧を決行した検事総長の平沼騏一郎(4年後に首相となる)を、こういう無能な人に大本が弾圧
されたのは非常に無念であると言っている。
田中茶能介氏談
霊界物語 第二巻 第四五章 天地の律法
第四六章 天則違反
第四七章 天使の降臨
第四八章 律法の審議
第四九章 猫の眼の玉
第五〇章 鋼鉄の鉾
国治立命、豊国姫命は天道別命とともに律法を制定する。内面的には「反省(かへりみ)よ。恥ぢよ。悔改めよ。天地
を畏れよ。正しく覚れよ。」の五戒律。外面的には3大綱領である。
内面の五戒律が重要で、他は不要。第十巻第二九章言霊解三では「省、恥、悔、畏、覚の五情は霊魂中に含有す、
乃ち神明の戒律なり。末世の無識、妄りに戒律を作り、後学を眩惑し、知識の開発を妨害す、神府の罪奴と謂ふ可し。」
とあり、この五情は一霊四魂に含まれる。
素尊の四魂である、大八洲彦命、言霊別命、神国別命、大足彦も次々に登場する。後に台湾を治める花森彦の行動
も興味深い。しかしながら常世姫の執拗なまでの妨害が続いてゆく。
霊界物語 第三巻 序文
総説
第三巻は寅の巻。寅の巻である三巻、十五巻、二七巻と読んでいってもつながっていくという霊界物語は不思議な書だ。
序文では三月三日、五月五日の神の経綸の話が出てくる。総説では神を祖とする神祖系と天足彦、胞場姫を祖とする
人祖系の人間についての話があった。
次回は3月25日(土)
桜井道彦記
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