+

教室レポート(133)        2015










金沢教室 9月7日(月)  


霊界物語第1巻第12章「顕幽一致」を拝読。(愛善世界誌 8月号掲載文より)を拝読

内容は8月の富山・高岡教室を参照されたい。


 

今月より第16巻に入る。「序文、凡例、総説歌」。「第一章 天橋立、第2章 暗夜の邂逅」を拝読。

序文にあるように第16巻は日本国内、特に丹後、丹波地方を中心に物語が展開して行きます。

総説歌の「四四一六の菊の巻 九月八日の神界の」は一六は16巻、菊は聞くに掛けている。九月八日は大本に

とって特別の日で、その意味は第五巻第六篇の註を参照されたい。

八乙女のお一人、英子姫と悦子姫主従がメソポタミヤの顕恩郷より、邪神のために老朽船に乗せられて海原に

流され、漸く日本海を横断り、丹後国天の橋立附近の竜燈松の根元に、夜判頃安着した所から物語は始まりま

す。

「天橋立」では、太玉の命達に顕恩郷を追われたバラモン教の大棟梁鬼雲彦の一類が大江山に割拠しています

。英子姫が突然、持病の癪に苦しむ所へ鬼雲彦の部下達が酒に酔ってやってきます。石熊に殴られた鬼虎は二

人の娘の上にドサッと倒れますが、化け物と間違えたようです。すったもんだする内に鬼虎は本来の目的であ

る英子姫達とわかり捉まえようとしますが、悦子姫に霊縛を掛けられ鬼虎達は身動きできません。その隙に2

人は逃げて行きます。

「暗夜の邂逅」では二人は宣伝歌を歌ってやってくる亀彦に会います。道端で眠っていた金州、源州は亀彦の

声に目を醒まし追剥の練習と称して亀彦を脅しますが、逆に「拳骨(げんこ)」を呉れてやらうといってなぐ

られます。丹後地方では拳骨は固い握り飯、見当が取れぬの「けんとう」は間食の代名詞で、金州、源州が勘

違いをする所が滑稽です。突然現れた鬼雲彦の手下達を追って、亀彦と英子姫達は二手に別れて賊を追っかけ

て行きます。

                                                       以上阿良田記

次回 10月26日(月) 午後1時30分より 16巻



大阪教室 9月10日(木)  


第23巻11章から。前回、玉を探して生田の森(神戸)を訪ねた高姫主従は、玉能姫の船を盗んで瀬戸内海に

漕ぎ出し、玉能姫も後を追って船を出しました。その続きです。


■11章「難破船」

高姫と四人の部下の乗る船は暗礁に乗り上げ難破。追ってきた玉能姫が打ち上げられた高姫主従を救助した。

命の恩人・玉能姫に悪態をつく高姫に愛想を尽かした高姫の部下らは、玉能姫の配下にしてくれと頼むが、玉

能姫は却下し、高姫とともに帰れと言う。高姫は来合わせた船頭の東助の舟で家島に向かう。


■12章「家島探」

高姫に続いて玉能姫らも家島に上陸。高姫配下らは正体を現わし、高姫と挟み撃ちにして玉能姫は窮地に陥

る。玉能姫が木花姫命に祈願を凝らすと神助がある。玉能姫は迎えに来た虻公・蜂公と合流、東助の船の綱を

解いたうえで島を脱出。


■13章「捨小舟」

玉能姫によって東助の船が流されたことで、高姫は東助に疑いをかける。風に流され東助の船が戻ってきた

が、怒った東助と高姫配下三人は高姫と貫州を出し抜いて船を出してしまう。貫州の首つり騒動。玉能姫が好

意で贈った船を使い、高姫が玉の在処とにらむ南洋の竜宮島(オーストラリア)をめざすことに。瀬戸内海を

西へと進む。



ここでさらっと登場する淡路島の酋長・東助は、物語上の重要人物で、実は高姫と過去に浅からぬ因縁がある

のですが、明かされるのは玉にまつわる物語が完結する第33巻まで待たねばなりません。じっくり面白く味わ

ってまいりましょう。


R氏の宣伝歌弾き語りを二ヶ月ぶりに拝聴しました。近いうちに出口孝樹氏とのセッションが聴けるかも・・・

!?



次回は10月8日(木)19時から、いつもと同じ大阪研修センター会議室にて。お気軽にご参加下さい。

                                                        (長谷川記)


富山・高岡教室 9月17日(木)  


愛善世界9月号掲載の霊界物語第4巻第33章「至仁至愛」を拝読。

聖地エルサレムの宮殿では、常世会議の結果を受けて天使長広宗彦は辞職し、弟の桃上彦が新任されその祝宴

の席上での話です。

常世の国(北米大陸)の常世彦(八王大神)、常世姫、大鷹別等は常世会議そのものは失敗に終わったが、会

議終了後直ちに聖地エルサレムの宮殿に赴き、行成彦や大道別達が取った行動が天則違反を犯したと、行成彦

より先に行って国祖に奏上し、立場を逆転させます。その結果、広宗彦を辞職に追い込み桃上彦を天使長彦に

することで、常世彦自身が天使長となる計画に一歩近づいたのです。

本来はここでは喧嘩両成敗と成らなければならないのに、行成彦側だけが一方的に罰せられた所に不思議さが

あります。

国祖のお言葉  から

『この度の広宗彦命以下の退職については、余の胸は熱鉄を呑むがごとく、千万無量の想ひに満つ。されど天

地の律法は犯しがたし。今となつては如何ともするの余地なく遺憾ながら至仁至愛にして、至誠天地に貫徹す

るの忠良なる神司を捨つる、余が心中を推察せよ』は国祖の苦しいお気持ちが如実に感じられます。

また、国祖を始め正神達を苦しめてきた邪神が神罰を受け根底の国に行くべき身でありながら、国祖の至仁至

愛の大御心に救われ、国祖の身辺でまめまめしく働いている姿が、真澄の大鏡に映し出され 『汝らは神の真

の愛を、これにて覚りしならむ』と言うお言葉が身にしみます

しかも、『わが後頭部を熟視せよ』と言われて後ろを向かれた国祖の後頭部は毛が無く血にただれています。

罪を犯した神々を救うため、贖いとしてご自身の生毛を抜き、今は一本もなく血は流れて見るも無残に爛れ果

て、御痛はしく拝されたのです。


この章は出口信一先生が御存命中に一度勉強した所です。私の下手な説明よりよほど素晴らしい説明をされて

います。是非ご一読ください。

ページ下の「Index」をクリックし、「教室レポート INDEX」の2008の47をクリックし富山教室3

月11日(火)をお読みください。


続いて第18巻第7章「神か魔か」、第8章「蛙の口」を拝読。

第8章の章題「蛙の口」は「蛙は口ゆえ蛇に呑まれる」という諺から来ていると思われます。

蛙は鳴くので蛇に居所が知られて吞まれると言う意味から、 黙っていればよいのに余計な口をきいて身を滅ぼ

すことのたとえです。これに近いのが「口は禍の門」でしょう。

黒姫が夫婦を一緒に置かぬための例に出した「黄貂」(134頁)は本土テンとも言い、辞書によると「テンの一

種。冬毛は美しい黄色で,頭は白色。夏毛は体と頭が栗色ないし暗褐色。本州の寒い地方に多い。毛皮は良質」

とある。

                                                       以上阿良田記

次回  富山10月15日(木)午後7時  第18巻