+

教室レポート(128)        2015










大阪教室 4月9日(木)  


 今回は第22巻の第18章から第20章までを読み、第22巻の読了となりました。11月の大阪教室再開から始め

て6回で1冊というスローペースではありましたが、出口孝樹講師いわく、「私の話はもともとズレまくって

いますが、皆さんから飛び出す質問や話題によって『物語』の内容からどんどん脱線していくことがよくあ

ります。それが面白いと仰ってくださる方もあるので、毎回結果オーライで楽しんで居ります」ということ

です。

 またもはや恒例となった、参加者R氏による宣伝歌弾き語りは、C.C.Rの"Have You Ever Seen The Rain

(雨を見たかい)"のメロディに乗せて歌われ、こちらも大好評でした。回を追うごとに楽しさが増してき

ている大阪教室。初めての方も、お一人でも、どうぞ気兼ねなくご参加下さい。


■第18章「布引の滝」

 初稚姫、玉能姫は霊夢に感じ、再度山の山頂を目指して登り行く途中、布引の滝で禊をしようとしている

と、バラモン勢に攻められる。谷丸、滝公によって窮地を脱した二人は山頂で言依別命と面会し、玉の御用

を仰せつかる。

■第19章「山と海」

 初稚姫と玉能姫は神島にわたると、五人の童子と三人の童女があらわれ、二人から玉を受け取って岩窟に

納めた。


■第20章「三の魂」

 言依別命は高熊山の霊地に神秘の経綸を行い、聖地に帰って神業に参じ錦の宮の神司 玉照彦命・玉照姫命

の神示を海外にまで広め、八岐大蛇征服に従事する神人を教養し、その名を天下にとどろかした神代の英雄

神である。高姫は玉の御用からもれたことを聞かされ、アフンとする。

 今回のお土産は、「三つの玉」と「五つの玉」について詠まれた王仁三郎先生の歌をまとめたものでした。

 次回は第23巻に入り、南紀熊野地方中心のお話です。その後、舞台は海外へと大きく展開していきます。

             


                                                     (長谷川記)


金沢教室 4月20日(月)  


金沢。富山共通

愛善世界4月号掲載の霊界物語第32巻第13章「平等愛」を拝読。

この平等愛は平成23年7月の勉強会で一度拝読しているので、その報告書を参照されたい。ここではその

報告書から漏れた部分を書きます。

 動物はただ飢に迫り、その肉体の保存上止むを得ず他の動物の生命を奪うだけである。ところが人間はす

でに有り余る財産を持っていても、さらに自己の財産を増やし、自分の子孫のために美田を買う。それは決

して他人を憐んで助けようというような意思の者ばかりでない。神代の社会は物々交換の制度が自然に行は

れ物欲というものがほとんど無かった。しかし、現代は極端な大宜津姫神の時代となっている。

 高姫、鷹依姫、竜国別は猛獣に対し神の許しを得て律法を定めた。各獣族は一切の肉食を廃し木の実や草

の葉、木の芽などを常食とした。しかも身体は少しも衰へず性質は温良になり、互に領土を奪う争いをしな

かった。猛獣が肉食でなく草食に徹するというのは不思議に思うかも知れないが、中国のジャイアントパン

ダを考えれば何ら不思議でない。彼等は元々は肉食であったので消化器官が短いが、いまは竹から全エネル

ギーを得ている。そして性質も温順である。

 百獣の王というように獅子王がいてその元に律法を守らせていた。こうした律法を守ることで死後その霊

は天国に昇り、再び人間として生まれ変わってくる。生き物は全て最終的には人間として生まれ変われるよ

う努力向上するのである。罪を犯した獣はいまだに、山奥にあって苦しい生活を続けている。従って「禽獣

虫魚としての卑しき肉体を保ち、此世にあるは、人間に進むの行程であることを思へば、吾人は如何なる小

さき動物と雖も、粗末に取扱ふ事は出来ない事を悟らねばならぬ」のです。この事を自覚することで神国魂

となり、神心になれるのせす。

 動物は神の仁慈と言霊の妙用によって、しだいに魂は浄化し人に生まれ変わってきた。従って人の中には

因縁性来等によて、今日も身魂の高下、勝劣の差ができている。総ての人間は天帝の分霊で、霊の因縁性来

、系統、直系、傍系などの区別がある理由が無いという人がいる。しかし幽玄微妙なる霊魂の経緯を知れば

それは判然とする。


金沢教室

第15巻第17章「窟の酒宴」ど第18章「婆々勇」を拝読。

ここはウラナイ教の高姫、黒姫一派の話である。黒姫は須佐之男尊征伐の芝居をやろうと言いだした。

「婆々勇」では、高天原での天の岩戸隠れの変は自分達が仕組んだものだと本心を語っている。須佐之男尊

が世に出てこられぬようにするのが『ウラナイ教の御宗旨だ』とウラナイ教の目的が暴露されている。



高岡教室 4月23日(木)  


第17巻第14章「空谷の足音」と第15章「敵味方」を拝読。

章題の空谷の足音(空谷の跫音)は「人気のない寂しい谷間に響く足音。転じて、寂しく独り暮らしをして

いるときに、思いがけなく人が訪れたり便りが届いたりする喜び」という意味らしい。単に寂しい谷間に響

く足音と言う意味なのか?。ここには総勢10人に余る人達がいて、さらに加米彦のような賑やかな人物が居

る。夏彦、常彦が新たに入信した喜びを意味するのであろうか? 

「敵味方」では、悦子姫は『分りました。併し乍ら鬼熊別の帰順する迄は、あなたは、三五教に入信の許可

を保留して置きます。今迄首領と仰いだ鬼熊別に対し親切が通りませぬ。成る事ならばあなた方より鬼熊別

を、改心さして頂きたい。併し乍ら俄にあなた方の仰有る事を、大将として聞けますまいから、茲に一つの

神策を案じ、一旦あなた方と立別れて、花々しく言霊戦を開始し、其結果和睦開城と云ふ段取となるのが、

穏健な行方でせう』

と鬼雲別を改心させる為の提案がなされます。ここに、新たに改心した荒鷹、鬼鷹が加わり元鬼ヶ城山組と

悦子姫組との言霊戦の計画が整い、鬼熊別、蜈蚣姫に改心を迫ることになります。

                                        以上阿良田記


次回

金沢教室 5月25日(月) 午後1時30分より

富山・高岡教室 5月21日(木) 午後7時より