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教室レポート(123)        2014










富山教室 11月20日(木)  


金沢、高岡共通

 愛善世界誌11月号に掲載された霊界物語 第23巻「霊の礎(八)」を拝読。

一、 とにかく第一天国は我々の想像を絶した素晴らしい所で、現界の役目を終え天国に昇るときは、天

国を上げて迎えられるようです。しかし、現界に思いを残して来た場合はたちまち逆戻りすることになり

ます。

一、 人間の本体は自己の感覚(物事を感じとらえること)や、意念(おもい・意識)のようです。それ

は霊界に入っても持ち続けます。天国は余りにも素晴らしいので現界のことは忘却して、天人自らが現界

と交信しようとは思わないようです。「いたこ」の口寄せや沖縄の「うたき」のような神から許された霊

媒者だけが交信できるのです。しかし、中には自分は霊感が強いと誤解している女性をたまに見かけます。

一、 現代人はまさにこの状態です。多くの人が死後の世界を半信半疑で過ごし、誤った科学の判断を信

じて、死後の世界を否定する人が多数います。もし己の人生が現世だけで終わって永遠に続かぬとするな

ら、80年余りの人生に何の意味を見出すのでしょうか。永遠であってこそ生きるという人生の意義がある

のでは。また、人生の本義である御神業に奉仕できるのです。

一、 死とは「人間が永遠に生きる上での進歩の一階段」だと示されています。生命(動植物)は死を迎

えることで進歩するので、死というものが無く永遠に生き通しでは次ぎへのステップに進めません。

「意念も、愛情も、記憶も」、皆個性の一部であって死後も継続して持つ。現界のように物質的秩序や地

位ではなく、神を信じ、その教を実行してきた精神的秩序において、それぞれの天国に行けるのです。

一、 心が賤しく無智で世の中で人の守るべき道や人情を十分に行なわなかつた悪人は、光明《智慧や慈

悲》と愛と自由の無い地獄に落ちて苦しむのです。生前すでに悪業を行い地獄に陥った人間は現界にいる

間に悔い改め、神を信じ、神を愛し、利己心《自己の利害だけを念頭に置いて、他人の困窮を考えようと

しない心》を去り、神に対しての無智と頑迷を除き去らなと決して天国にはいけません。


富山教室 11月20日(木) 

 

霊界物語第17巻第5章「誘惑婆」第6章「瑞の宝座」を拝読

 誘惑婆では平助、お楢、お節が豊国姫の出現地、真名井が原にお礼参りに向かう途中ウラナイ教の黒姫

が出て来て、自分の小屋へ引っ張り込もうとするがお節は頑として誘惑に乗らない。そこへ加米彦と青彦

が出てくる。

 瑞の宝座では巌の上で悦子姫が歌い舞っている。次いで音彦も宣伝歌を歌う。加米彦と青彦は黒姫が高

山彦ともに攻めてくると言うので、悦子姫の命令で言霊戦に向かい、敵をやっつける。一方豊国姫は悦子

姫に神憑りして

神懸者『我は豊雲野尊、又の御名豊国姫の神なるぞ、国治立の大神と共に一旦地底の国に身を潜め、再び

地教の山に現はれて、大海原に漂へる国土を修理固成なしつつ時の至るを待ち居たりしに、天運循環して

天津神より此聖地を我鎮座所と神定め給ひたり。我は此地に霊魂を止め自転倒島はいふも更なり、大八洲

の国々島々に我霊魂を配り置きて世を永久に守らむ』。と豊国姫の出現の宣示御神業が示されています。

そして、

『汝は之より鬼雲彦を使役しつつありし八岐大蛇の片割れ鬼ケ城山に姿を隠し時を窺ひ、聖地を蹂躙せむ

としつつあれば一日も早く此場を立ち去り、加米彦、青彦を引率れ此比治山の峰伝ひに鬼ケ城山に向へよ、

我は汝が影身に添ひ、太しき功勲を永久に立てさせむ、必ず必ず案じ煩ふな、仮令幾千万の曲神攻め来る

とも屈するな、恐るるな、神を力に誠を杖に善く戦へ、誠の鉾を執つて敵を言向け和せよ、又此聖地は我

霊魂永久に守りあれば後に心を残す事なく一刻も早く此処を立ち出でよ。加米彦、青彦、汝等も音彦と共

に鬼ケ城に向つて進撃せよ』と

これは元伊勢の地が天照大御神の出現地であり比治山の真名井が原が豊国姫の出現地であることがはっき

りします。

巻末の注に「我」と「吾」の違いが書かれている。また愛善世界社版では上記のように「神懸者」となっ

ており、天声社(昭和42年)版では「豊国姫」となっている。


金沢教室 11月24日(月)  

 

第15巻第12章「一人旅」13章「神女出現」を拝読。

この12章「一人旅」は何度読んでも胸にこみ上げてくるものが有る。

「神女出現」は高国別(活津彦根神)が第13巻に出てくる半ダースの宣伝使のように、ある尊い神によ

って修行させられるその始まりである。注意深く読むと御神名はすでに明かされている。

                               以上阿良田記


次回 金沢・富山合同教室 12月10日(水) 午後6時30分より高岡で



八重洲教室 11月29日(土)  


 冒頭で、現在足利市立美術館で開催中の「スサノヲの到来 -いのち、いかり、いのり」展の模様や、

先週の長野の地震のこと等を聞く。


第33巻  第一三章 帰途  第一四章 魂の洗濯  第一五章 婆論議  第一六章 暗夜の歌

      第一七章 感謝の涙  第一八章 神風清  第一九章 報告祭  第二〇章 昔語


 高姫、鷹依姫、竜国別等の一行はアルゼンチンをあとにして乾の滝に立寄り、ハラの港から帰国する

ことになる。乾の滝で高姫は水くぐりの修業をさせられるのであるが、そこで清子姫と照子姫と出会う。

 ハラの港から高島丸に乗り自転倒島に向かう。高姫は玉の執着を払拭して心の底より改めて罪をわび

る。由良の港に安着し秋山彦の館で神素盞鳴尊の神書を見せられ、高姫、黒姫、鷹依姫、竜国別の四人

は沓島に渡り麻邇宝珠の四個の玉を取出して聖地錦の宮に納める。

             
                                        桜井道彦記