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  杖立川
       みてしろ

綾部 本宮山

霊界物語 入蒙記 第三五章 黄泉帰(よみがえり)

 日出雄が六月二十一日の夜、白音太拉(パインタラ)の鴻賓旅館で寝込を捕縛された時、折よく
其処に宿まって居た日本人某が、朝になってふと庭を見ると、皇道大本の神器として病
者の祈願に用ゆる杓子(しゃくし)が一本遺棄されてあった。
 其杓子には、
     天地の身魂を救う此杓子心のままに世人救はむ
と表に誌し其裏には、
     この杓子我生れたる十二夜の月の姿にさも似たるかな
                           王 仁
と誌し、スの拇印が押捺してあったのを見つけ出し、驚いて日出雄一行の遭難を知り、
白音太拉から一番汽車に乗り、鄭家屯の日本領事館に届けて出た。領事館では驚
いて土屋書記生を急行せしむる事となった。
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        弥勒最勝命如来


         みろく岩
亀岡 高熊山

霊界物語 入蒙記 第八章 聖雄と英雄
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神素盞嗚尊の聖霊、万有愛護の為め大八洲彦命と顕現し、更に化生して釈迦如来
と成り、印度に降臨し、再び昇天して其聖霊蒙古興安嶺に降り、瑞霊化生の肉体に
宿り、地教山に於て仏果を修了し、蜻洲出生の肉体を籍りて、高熊山に現はれ、衆
生を救ふ。時に年歯将に二十有八歳なり。二十九歳の秋九月八日更に聖地桶伏山に
坤金神豊国主命と現はれ、天教山に修して観世音菩薩木花姫命と現じ、五拾
弐歳を以て伊都能売御魂(弥勒最勝妙如来)となり、普く衆生済度の為め更に蒙古
に降り、活仏として、万有愛護の誓願を成就し五六七(みろく)の神世を建設す。
 南無弥勒最勝妙如来謹請再拝
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