物語関連歌(5)



ウーピーの尖端きらむと吾があみし
    魂活かす霊界物語
               歌集「東の光」昭和(八)昭和六年五月
物語拝読熱も高まりぬ
    皆ウーピーの神書なりせば
                 同右
惟神(かむながら)尊き清き天界の
    姿を見るはこの書(ふみ)にこそ

古への神代の奇しき物語に
    朝夕吾は御魂を砕きつ

心血も涸れなむとす骨も肉も
    砕けなむとす物語して

細々(こまごま)と真理を説きし神の書(ふみ)
    拝読する度開く神国

物語聞く度毎に我が胸は
    蓮(はちす)の薫る心地なりけり

わが胸の曇りを払ふ物語
    読む人神の御使(みつかひ)と思ふ