物語関連歌(4)



曲神の逃げゆくあとにわれひとり
    神の御書(みふみ)をあらわしにけり
               歌集「東の光」言華(二六)昭和六年八月
いたづきの身を横たへて道のため
    御国のために神書(みふみ)あみたり
                 同右
血とあぶらしぼるが如き心地して
    われは霊界物語あみぬ
                 同右
玉の緒の生命をまとにあみし神書(ふみ)も
    神の御国を思へばなりけり
                 同右
宣伝使の中にもいまだこの神書(ふみ)に
    目を通さざる鼻高もあり
                 同右
鬨(とき)の声挙げつつせまる曲神を
    やらひつ霊界物語あみし
                 同右
国々にわがあみおきし物語の
    言霊ひびく世とはなりけり
                 同右
歴史にも無き神界の有様を
    つぶさに語るこれの神書(かみふみ)