変性男子の肉宮は女体男霊にして、五十七才はじめてここに厳の御魂の神業に参加
したまひ、明治二十五年の正月元旦より、同四十五年の正月元旦まで、前後満
二十年間の水洗礼をもって、現世の汚濁せる霊体両系一切に洗礼を施し、世界改造
の神策を顕示したまうた。かの欧州大戦乱のごときは、厳の御魂の神業発動の一端にし
て、三千世界の一大警告であったと思う。
 変性女子の肉宮は瑞の御魂の神業に参加奉仕し、火をもって世界万民に洗礼を施
すの神務である。明治三十一年の旧二月九日をもって神業に参加し、大正七年二月
九日をもって前後満二十年間の霊的神業をほとんど完成した。物質万能主義、無神無
霊魂説に、心酔累惑せる体主霊従の現代も、やや覚醒の域に達し、神霊の実在を認識
するもの、日に月に多きを加へきたれるは、すなはち神霊の偉大なる神機発動の結果に
して、決して人智人力の致すところではないと思ふ。
 変性男子の肉宮は神政開祖(ヨハネ)の神業に入り、爾来二十有七年間神筆を揮ひ、もって
霊体両界の大改造を促進し、今や霊界に入りても、その神業を継続奉仕されつつある