2日目は午前8時愛善荘に参拝。その後高熊山にて報告祭。初めての方の多数参拝され

聖師さまにもおよろこびいただけたのではないかと感じた。

                  
 高熊山祭典祝詞

 瑞の宝座と称(たた)えられる此の高熊山の岩窟(いわや)に永遠に神鎮まり座す大天主大神又瑞之御霊の

大神の御前を忌廻りて白さく

 還りみれば明治三十一年如月七日より聖師の岐美皇大神の依さしの任々(まにま)に七日七夜を比の聖

山に籠り給ひて神幽両界を訪ずれ三千世界の救世(ぐせ)の使命(つとめ)を自覚(さとり)給ひければ遠き神

代の誓(ちぎり)に従い、たらちねの御親の住める玉の井の邑(むら)を発ち出で地の高天原なる綾の聖地(す

がど)に向ひて国の御祖大神(くにのみおや)の御霊代なる大本開祖にまみえここに三大教・五大教即ち天

地のみ教え相整いければ愈々(いよいよ)刈(かり)ごもの乱れ果てたる地の上を光り輝く元つ神代にたて変

更(かえ)さむとの皇大神の大精神(おおみこころ)に服(まつ)ろひ給ひて聖山(たかくまやま)の修行より二

十四年の後大正十年菊月の中の八日より三千世界の状況(さま)を記しおかむとして霊界物語のご口述を

始め給ひぬ。“五十六億七千万の年を経て弥勒胎蔵教を説くなり”いたづきの身を横たへて述べおきしこの

物語月の血の露(つゆ)と宜らせ給ひしごとあらゆる迫害にも耐え忍びて遺(のこ)し給ひしみ書(ふみ)にしあ

れば御前に集う諸人等聖師の岐美の大精神(おおみこころ)にむくひ奉らむとして今度(こたび)初めての霊

界物語祭りを催(もよう)しここに其のよし報告(つげ)奉らむと参来集ひぬ。今由後み文の神徳(みとく)と霊

智(みちから)によりて直霊の御霊の働きを著るく顕し給ひて日々を省み荒魂の働きによりて勇む心を養ひ

智魂の働きによりて覚りの光を授け給へ、又幸魂の働きによりて生きとし生けるものを愛くしむ威力(ちから)

を与え給へ、和魂の働きよりて争いの精神(こころ)をひそめおきて和び結ぶ威力を各自(おのもおのも)に

分け与えしめ給ひて皇大神殊に瑞之御霊の大神の救ひの大神業の手足となし給ひ世界維新の大御経綸

(おおみしぐみ)に仕へ奉らしめ給へと御前に種々の多米津物捧げ奉りて畏み畏みも称え言意奉らくと白す。


松の香りの中、祝詞とともに霊鳥と言われる斑鳩が啼く清清しい祭典でした。


 生誕地の瑞霊苑、産土神社の小幡神社を参拝し、愛善会館にて直会。再会を約して解散となった。