物語関連歌(1)



千早振る神代のむかしの物語
    あらたに悟るときは来にけり
               歌集「東の光」いろは歌(十)大正十五年十月
寝ながらに幽世(かくりよ)の事宣べて行く
    吾には夜の守りありけり
               歌集「東の光」いろは歌(八)大正十五年八月
かくり世の状況(さま)明らかに示したる
    神の聖典(みふみ)は霊(たま)の真柱(みはしら)
               歌集「東の光」いろは歌(七)大正十五年七月
かくり世のこと細やかにしるしたる
    書(ふみ)は霊魂(みたま)の力なりけり

こころして読めよ霊界物語
    みろく胎蔵(たいぞう)の貴(うづ)の神言(かみこと)
               歌集「東の光」道歌(二七)昭和三年六月
世の中の知識を捨てて惟神(かむながら)
    胎蔵経を宣ぶる真人(まさびと)

永久(とことは)の生命の糧なる神の書(ふみ)
    暇あるごとにいつけまめ人

朝日刺す夕日かがやく高熊の
    神の光を照らすこの書(ふみ)


        主に霊界物語余白歌によるが、出典の分るものは記した。他は調査中。