日本・イラン友好使節団報告(速報)
                                                               06.5.29〜6.5

 フサの国(イラン)は霊界物語に数々の場面が登場しますが、特に神素盞鳴大神が産土山の斎苑(イソ)の館から

月の国の大黒主調伏のために宣伝使を派遣する第三九巻(寅の巻)を持参して、参加者26名による夢のような楽

しい旅でありました。



                        ダマバンド山祭典


    
                                                ダマバンド山(標高5671m)


 素尊の本陣とも言えるこの所縁の地でペルシャンブルーの空の元、さわやかな風が吹きハーブの香り豊かな中で祭典を行なうことが
できました。



               


                    
             ダマバンド山神政成就祈願祭祝詞         二〇〇六年旧五月五日


 瑞之御魂の御手によりて顕わされし霊界物語(ふみ)に示されし産土山なる霊峰ダマバンド山の麓なる此の美し

処を祓い清めて神籬(ひもろぎ)押し立て招ぎ奉り坐せ奉る 掛巻くも綾に畏き大天主太神取別けて神素盞鳴大神

の珍の大前を忌廻り清廻りて 斎主出口信一伊 畏み畏みも白さく 大経綸の任に此の聖山に永遠に神鎮まり坐

す神素盞鳴大神は神代の昔より地上世界を乱し破らむと猛り狂う八岐大蛇を言向け和さむとして此の聖山の頂に

皇大神の大精神(おほみこころ)を深く覚悟(さと)りて立ち働く宣伝使(かみたち)を育成(うみ)なさむとして斎苑

(いその)館を建設(た)て給ひ世界(よ)に数多の神人を送りなさむと大御経綸(おおみしぐみ)を樹立(た)て給ひし

聖処(すがど)なりせば此度真の信仰(あなない)の友等皇大神の御徳を慕ひ奉りて遠く緑なす東の極(きはみ)日本

国(ひのもとのくに)より参来集(まいきつど)ひ其が大霊光(おほみひかり)を各自が身魂に沢山(さは)に浴びて恩頼

(みたまのふゆ)を蒙(かかぶ)り奉らむと御前に種々の美味物を置き足らはして称言竟奉(たたえごとおへまつ)らく

を聞食し相諾ひ給へ抑々(そもそも)皇大神は天津御国の状態を此の地上に移写し奉り至仁至愛の世界を創造り固め

なさむと清浄き尊き水火(みいき)によりて蒼人草等を浜の真砂の如く生みなし給ひしかど何時しか諸々の妖邪神

(まがかみ)の憑依(はたらき)によりて民草の身魂は漸くにして雲り果て天授(さづけられし)真澄の玉なる一霊四魂

(たまとこころ)は皇大神の尊き宣言(みことのり)をも悟り得ず何時しか国の御祖(みおや)の大神を三千年の永き歳

月に亘り世界の艮に退隠(しりぞ)け来りしは実(げ)に悲しき僻事(ひがごと)にして其が理由(ゆえ)に地上(ちのうへ

)は五月蝿なす如くに乱れ来りぬ ここに主の大神は神素盞鳴大神となりて地に降り瑞之御霊を御霊代に再臨の国祖

神と共に世の立替へ立直しの大神業を開始め給ひぬるは実に尊きことなるもある各自此の大神業によりて負ひ持て

る天職使命(つとめ)を果たさしめ給ひて弥高き御霊となさしめ給へ殊に現代(いまのよ)はメソポタミアの地にては

数多の民草は戦争(いくさ)によりて大神の依さしの尊き生命を喪失(うばは)れ傷付きしは最(いと)憤ろしきことに

しあれば世界を想念(おもひ)の任(まにま)に困乱(みだし)ゆく常世の国の邪曲(まが)の企みを改心(あらた)めしめ

て給ひて兵戈(へいか)の用なき世界となさしめ給へ又萬教(よろづのをしえ)は皇大神の大統一精神(もとつみここ

ろ)より生れ出でし御教なりせば相互(かたみ)に争ふことなく相共(たがひ)に力を協(あわ)せ八重垣を取り去り歓喜

(よろこび)に満てる至仁至愛(マハディ)の世界を一日も疾く実現(き)たらせ給へと祈願(ねぎ)申し御前に集へる諸人

等は言ふも更なり全人類(すべてのひとぐさら)は皇大神の賦与(よさし)の精神(こころ)に立ち還りて唯一筋(かむな

がら)の大道を畏み奉り神を柱に誠を杖に立替へ立直しの神業(みわざ)に恪(いそ)しみ仕へ奉らしめ給へ夜の守り日

の守りに守護り幸へ給へと 畏み畏み乞祈(こひのみ)奉らくと白す



  
           白光真宏会の方々の平和の祈り        ペルシャ語・日本語・英語を併記したピースポールを建てる


                    
                              
                              いたる所に咲くケシの花



団長:出口信一氏談

   イラン訪問3回目にしてこのダマバンド山(標高5671m)が霊界物語の産土山と確信する。この山を越すと

  琵琶湖を雛形として造られたカスピ海である。

   この地にも神が降りて邪悪なもの・大蛇を退治してペルシャを建国した話が王書(岩波文庫に翻訳されて

  いる)に伝えられている。

   霊界物語第三九巻の序文:聖者の涙、総説:素盞鳴命の話、第一章 大黒主他、本日旧5月5日の意味

  等々・・・。


副団長:福瀬氏談

   中東情勢は大変な状態でありイランがそれに巻き込まれないように祈る為に来た。イランで大いなる平和の

  エネルギーが満たされることを信じる。白光真宏会はすべての宗教宗派を超えて共に世界平和の為に祈るの

  が目的だ。


倉田氏談

   倉田氏はプロテスタントであり、武士道にも通ずる明治のクリスチャンに憧れがあると言う。イスラエルに15

  年暮らし、現在も日本とイスラエルの架け橋として活躍されている。

   古事記・神話が好きで宮崎の高千穂古宮址でイスラエルの嘆きの壁の前に立った時と同様のショック=おご

  そかなものを体験したと言う。


             
            
             
               ダマバンド山に伝わる八岐大蛇退治の絵     レザ アバシ博物館蔵
                     この話はイランの人は誰でも知っていると言う