なり、弥勒の神下生して三界の大革正を成就し、松の世を顕現するため、ここに
神柱をたて、苦・集・滅・道を説き、道・法・礼・節を開示し、善を勧め、悪を懲
し、至仁至愛の教を布き、至治泰平の天則を啓示し、天意のままの善政を天地に拡
充したまふ時期に近づいてきたのである。
 吾人はかかる千万億歳にわたりて、ためしもなき聖世の過渡時代に生れ出で、神業に
奉仕することを得ば、何の幸か之に如かむやである。神示にいふ。
 「神は万物普遍の聖霊にして、人は天地経綸の司宰なり」
と。アゝ言霊の幸はふ国、言霊の天照る国、言霊の生ける国、言霊の助ける国、神の造
りし国、神徳の充てる国に生を禀けたる神国の人においてをや。神の恩の高く、深きに
感謝し、もって国祖の大御心に報い奉らねばならぬ次第である。