物語関連年表 試作版 Ver.0 2005.9.18
  旧暦   新暦   内容
元号 干支 月日 月日 西暦  
天保7 丙申 12月16日 1月22日 1837 開祖誕生 [筆先 明治35年旧9月26日]
明治4 辛未 7月12日 8月27日 1871 聖師誕生 [55巻序文]
明治25 壬辰 1月1日 1月30日 1892 開祖帰神(寅の刻、57歳) [1巻発端、附記、2巻序、7巻総説、14巻跋文、38巻19章、入蒙記2章]
          「三千世界一度に開く梅の花、艮の金神の世になりたぞよ。
          須弥仙山に腰を懸け世の元の生神表に現れて三千世界を守るぞよ。」
明治31 戊戌 2月9日 3月1日 1898 聖師(28歳)、高熊山で修行 〜旧2月15日 [1巻発端・1章、2巻序、12巻8章、13巻24章、37巻5・6章他]
    3月13日 4月3日   稲荷講社三矢が聖師を訪問 [37巻20章]
    3月23日 4月13日   聖師、静岡長沢雄楯のもとへ出発 〜4月22日 [37巻20章]
    5月−−     聖師、高熊山で再び2週間修行 [37巻1章]
    8月23日 10月8日   聖師、開祖を訪問 [37巻21章]
明治32 己亥 5月26日 7月3日 1899 聖師、綾部入り [37巻21章]
    9月8日 10月12日   聖師、桶伏山に坤金神豊国主命と現る [入蒙記8章]
    9月11日 10月15日   足立等、聖師に綾部退却の勧告 [38巻8章]
明治33 庚子 1月1日 1月31日 1900 聖師、二代と結婚、出口家の養子に 聖師顕真実 [7巻総説、11巻言霊反]
    6月9日 7月5日   冠島開き 旧6月8〜10日 [38巻13・14章]
    7月9日 8月3日   沓島開き 旧7月8〜10日 [38巻14章]
    7月21日 8月15日   聖師、足立等20名と沓島へ 旧7月20〜22日 [38巻15章]
    8月1日 8月25日   聖師、西田元吉危篤の為、穴太へ帰る 旧8月1〜3日 [38巻17章]
    閏8月9日 10月2日   鞍馬山参り 旧閏8月8日〜  [38巻18・19章]
明治34 辛丑 3月8日 4月26日 1901 元伊勢御水の御用 旧3月8〜10日 [16巻16章、38巻20章]
    5月27日 7月12日   出雲火と水土の神業 旧5月16日〜6月4日 [38巻28章、61巻21章第217]
    6月8日 7月23日   開祖、金明水を沓島より注ぐ [16巻16章、38巻16章、38巻28章]
明治36 癸卯 12月24日 明37、2月10日 1904 日露戦争勃発 (宣戦布告) [38巻21章他]
明治38 乙巳 4月23日 5月27日 1905 日本海海戦〜5月28日
明治42 己酉 5月5日 6月22日 1909 聖師等、冠島・沓島へ 6月21〜22日 禁猟区域となる [38巻16章]
明治45 壬子 1月1日 2月18日 1912 開祖、前後満20年間の水洗礼 [1巻発端]
大正3 甲寅 6月6日 7月28日 1914 第1次世界大戦勃発 [1巻発端、64巻上15章]
大正5 丙辰 5月5日 6月5日 1916 神島開き [伊都能売神諭 大正7年12月23日] [22巻19章]
    8月11日 9月8日   二代、神島より紫の玉にも譬うべき、尉と姥との神像を迎え帰る [物語68巻序]
    9月9日 10月5日   「五六七様の霊はみな上島へ落ちてをられて、未申の金神どの、素盞嗚尊と小松林の霊が、
          五六七の御霊で、結構な御用がさしてありたぞよ。・・・」 [大本神諭 大正5年旧9月9日]
          開祖顕真実 [巻総説、7巻総説、11巻言霊反]
大正6 丁巳 6月6日 7月24日 1917 「肝川の龍神を高天原 龍宮館へ迎え」 [伊都能売神諭 大正7年12月23日]
大正7 戊午 2月9日 3月21日 1918 聖師、前後満20年間の霊的神業ほとんど完成 [1巻発端]
    7月---     「七十五日の修業が仰せ付けてありた 」 [伊都能売神諭 大正7年12月23日]
    10月3日 11月6日   開祖昇天(83歳) [入蒙記2章] 五六七の神政の守護の初まり、新聖元年 [伊都能売神諭 大正8年1月19日]
          第1次世界大戦、平和条約締結(開戦期間日数:1567日) [64巻上15章]
大正10 辛酉 1月5日 2月12日 1921 晴天白日の空に上弦の月と、太白星 [入蒙記6章]  聖師、大阪で検挙される [53巻総説]
          聖師、京都刑務所に投獄さる [入蒙紀6章、物語68巻序文]・・・第1次大本弾圧
    9月8日 10月8日   聖師に神命降り十日間の斎戒沐浴 
           [2巻序、5巻36章、7巻総説、14巻総論歌、16巻総説歌・4章、22巻総説、26巻2章、65巻26章]
    9月17日 10月17日   聖師に開祖の神影 [物語8巻総説]
    9月18日 10月18日   物語口述開始 [2巻序、8巻総説、12巻序文、14巻17章、73巻序文]
    9月20日 10月20日   神殿破壊
大正11 壬戌 1月1日 1月28日 1922 開祖、30年の神業成就、大正11年正月元旦 [1巻発端]
    2月27日 3月25日 物語14巻 4編五六七号 17章一寸一服
    3月3日 3月30日   明治55年、3月3日の経綸、月の大神の示顕が天地人三体に輝きわたる日 
          [3巻序文、16巻総説歌、20巻総説歌、22巻総説、48巻12章、52巻11、章60巻22章、62巻14章他]
    4月16日 5月12日   物語20巻 4章六六六(みろく)
    5月2日 5月28日   物語22巻三の魂(七一二)  霊鷹五六七殿内を飛び廻る
    5月5日 5月31日   明治55年、5月5日の経綸、月光世に出でて万界の闇を照破す
          [3巻序文、22巻総説・19章、48巻12章、60巻22章、62巻14章他]
    閏5月5日 6月29日   (玉照姫、四継山の麓悦子姫の館へ) [18巻17章]
    7月26日 9月17日   青雲出現 [35巻24章]
    7月29日 9月20日   万寿苑瑞祥閣に鴻鶴 [物語13巻モノログ、33巻瑞祥]
    10月10日 11月28日   物語43巻編纂 「神の道にとっても最も因縁深き吉祥日」 [43巻序文]
    10月27日 12月15日   1日で原稿紙801枚口述のレコード [46巻総説、14章]
    12月7日 大12、1月23日 1923 物語50巻口述 大正12年1月23日、此数字を合算すると36(みろく)
          旧暦大正11年12月7日、此数字を合算すると30(三ッの御魂)  [50巻序文]
大正12 癸亥 1月11日 2月26日   「五六七の神の物語いよいよ茲につけとむる」 [55巻1章]
    1月16日 3月3日   物語55巻総説歌
    1月18日 3月5日   高熊山修行より25年、物語口述より15箇月着手日数200日で55巻終る [55巻序文]
    1月21日 3月7日   明治23年4月24日森岡氏の所有となった顕国魂が献納される [56巻総説]
      4月−−   原稿用紙7万5千枚、約850万言、2万4千ページ、約9箇月の着手日数で60巻を口述編著 [60巻総説]
    12月12日 1月27日 1924 聖師、第18宇和島丸で道後温泉へ「年十二月また十二日も十二合せて三六の今日の船出で」 [69巻巻頭言]
大正13 甲子 1月1日 2月5日   本年の甲子は中国暦で12万年に只一度循環し来る稀有の日柄 [入蒙紀6章]
    1月8日 2月12日   楕円形の月と太白星が白昼燦然と輝きだした [入蒙記6章]
    1月9日 2月13日   聖師入蒙 [入蒙記7章、68巻序文]
    5月20日 6月21日   聖師、パインタラで遭難 [入蒙記34・35章]
    6月24日 7月25日   聖師、帰国 [入蒙記35章、68巻序文]
    6月23日 7月27日   聖師、大阪若松町の刑務所に投獄さる [38巻序文、68巻序文]
    9月8日 10月6日   五六七殿の太鼓を七五三から五六七と打つことになる [68巻序文]
    10月1日 10月28日   聖師、保釈決定 [入蒙記36章]
    10月5日 11月1日   聖師、午前11時11分若松支所を出所(獄舎生活99日)、綾部に帰る [入蒙記36章、68巻序文]
    12月4日 12月29日   物語67巻口述、紅葉宝石盛んに水を噴き出す [67巻総説]
大正14 乙丑 1月6日 1月29日 1925 6日夕方より7日の午後まで黄白色の降雪 [68巻序文]
    3月20日 4月12   12日は聖師ウズンバラ・チャンダーの降誕日、復活祭、旧教の聖年 [64巻下1章]
    7月7日 8月26日   聖師等、物語70巻(当時72巻)を編み丹後由良港で記念撮影 [70巻附]
大正15 丙寅 5月22日 7月1日 1926 物語72巻口述終了 [73巻序文]
昭和2 丁卯 9月24日 10月19日 1927 霊界物語特別篇「筑紫潟」口述 [72巻]
昭和3 戊辰 2月9日 2月29日 1928 聖師、30年の神業成就、大正17年2月9日 [1巻発端]
    2月12日 3月3日   聖師、満56歳7ケ月
昭和8 癸酉 8月15日 10月4日 1933 天祥地瑞口述開始 [73巻序文]
    11月4日 12月20日   天祥地瑞6巻1篇の口述終了後、上弦の月の下方に太白星、上方に星一つ [78巻6章]
    11月7日 12月23日   皇太子誕生(後の平成天皇) [物語78巻18章]
昭和9 甲戌 7月6日 8月15日 1934 天祥地瑞9巻口述終了 [81巻]
昭和10 乙亥 11月13日 12月8日 1935 聖師、松江で検挙・・・第2次大本弾圧
昭和16 辛巳 10月20日 12月8日 1941 太平洋戦争
昭和17 壬午 6月26日 8月7日 1942 聖師保釈
昭和20 乙酉 11月26日 12月30日 1945 聖師、吉岡発言公表
昭和22 丁亥 12月9日 昭23、1月19日 1948 聖師昇天(77歳)
昭和23 戊子     1948  
年齢は数え年                                                
 この年表は物語を中心とした年表であり、旧暦を基準とした。物語に記載がある日付を中心とし、新暦か旧暦かの区別および
日付が特定できないものは他の資料を参考とした。
 旧暦基準については、大正7年旧11月29日の伊都能売神諭に
「世の元の神の行り方は、月の神様を元と致した旧の月日でないと、誠の歓びと勇みは無いのであるが、今の人民は何も判らぬから、
 斯んな事で天地の調和が出来ると思ふて居るのか、是が暗黒の世と申すのであるぞよ。」とある等の理由による。
 旧暦とは太陰太陽暦であり、天保15年(1844)に寛政暦から天保暦に変わる。30日と29日の月が有り、2〜3年に一度閏月を
設けて13ケ月とする。明治6年(1873)からグレゴリオ暦(太陽暦)の新暦を施行している。
 当初は簡単に整理できるだろうと思ったが、参考とした資料中に旧暦と新暦による混乱や、日付の相違が有り
何日か悶々と悩む結果となった。検証はまだまだ不十分であり、日付等まだ誤りがあるかもしれないので試作版とした。
今後逐次、追加・修正を行って行く。
 しかしながら物語の日付を追って行くと、ある明確な世界が浮かび上がって来て、目から鱗が落ちるような気がする。
 疑問点の幾つかを以下に挙げる。
・開祖誕生
  某年表では天保7年12月7日の干支を新暦に直し、丙申を丁酉として開祖は酉年生れの表記をしている。
 どう言う意図があるのか判らない。新暦になったのは明治6年からである。開祖は申年である。(物語37巻25章)
・聖師誕生
  大本70年史には新暦8月22日とあるが、旧7月12日は新暦8月27日のはず。この時新暦は使われていないのではあるが。
・開祖帰神
  参考資料では、明治25年旧1月元旦に霊夢があったのは一致するが、帰神についての日付に疑問が有る。
 旧1月5日、新2月3日(節分)ということになっているが、安丸良夫著「出口なお」では1月5日に?が附いている。
 木庭次守編「新月の光」に聖師の言葉として「開祖の神がかりは正月の元旦寅の月の寅の日の寅の刻であった」
 とあるが、明治25年旧正月元旦は酉の日である。(旧1月6日は寅の日) (寅の刻は午前4時、あるいは午前3時〜午前5時)
  物語38巻19章で「二十五年の正月元朝寅の刻」とあるので年表は物語の通りとした。
・静岡長沢雄楯翁のもとへ出発
  物語37巻20章では4月13日、歌集故山の夢は4月15日。本教創世記では4月28日、2回目が5月20日。
・聖師、二代と結婚、出口家の養子に
  明治33年新暦1月1日としているところがあるが、歌集「浪の音」に「陰暦の正月元旦結婚の式を挙げよと御神示くだれり」
  「簡単なる結婚式を挙げにけり金明会の祭壇のまへに」とある。
・鞍馬山参り
  物語38巻19章旧閏8月9日は新10月2日であるが、北野天満宮の「陽暦25日」の祭典の日とは?
参考 出口王仁三郎著 霊界物語 伊都能売神諭 古山の夢 霧の海 青嵐 浪の音  
本教創世記(読売新聞社、出口王仁三郎著作集第一巻より成瀬勝勇写本)
愛善世界社「霊界物語」注
愛善世界出版部「愛善世界」
大本信徒連合会「神島の由来」
大本七十年史編纂会「大本七十年史」
出口栄二監修「写真図説 民衆の宗教・大本」学燈社
安丸良夫著「出口なお」朝日新聞社
出口和明著「大地の母」毎日新聞社
木庭次守編「新月の光」八幡書店
インターネットより 国立国会図書館「日本の暦」HP
こよみのページHP
suchowan'sHP
有職文化研究所HP
愛善苑HP「出口王仁三郎の略歴」
古美術水山HP、出口三平編「出口王仁三郎略年譜」1977.10.23
オニ(王仁)の道HP「王仁三郎関連年表」2000.12.11
うろーおにうろーHP「大正期年表」
(宗)大本HP「大本年表」
平成乙酉 旧8月15日 新9月18日 中秋の名月の日  桜井道彦記